著者 亀山早苗
突然ふりかかった”失職”の現実
失業中の夫婦たち「共働きだから何とかやっていける」
夫のショックを共有するむずかしさ
「親父が悪いんじゃない」という息子
リストラに名を借りた解雇と企業の実情
「リストラを隠したことから別居に」
ひとり暮らしの夫がうらぶれた人間に見えて
「正社員の口を求めて妻が奔走」〈夫・元機械関連会社勤務〉
“大黒柱”明け渡しの真相
折れ続けた妻の苦しみ
より巧妙になる退職勧告
企業に捧げた魂のゆくえ
納得できない夫の解雇に「闘うわよ!」と妻
リビングに座り続けて日焼けした夫の片耳
“男のわがまま”と妻の孤独
今は第二新婚期
平穏無事という幸せが破れたとき
「夫が家事、妻は正社員と立場が逆転」〈夫・元イベント企画会社勤務〉
家族のために我慢する夫は嫌
思いがけない派閥争いのはて、湧きおこる”殺意”
リストラで木っ端みじんにされたプライド
内なる会社――男性アイデンティティについて
「経営破綻、夫婦でマンションの管理人に」〈夫・元コンピュータ関連会社経営〉
土地投機と株に入れ込むバブル時代
老後の選択のひとつは「離婚」
体を張って親を守る子供はいるのか
夫の自殺未遂、そして再発見した家族の”きずな
夫婦が抱える家族幻想破壊の爆弾
「子供とひと芝居うって逃げた妻」〈夫・元外資系メーカー研究所勤務〉
私の夫はあまり優れていない?
夫婦双方、かけ離れた仕事観
――かなり自分勝手なセックスでした?
「そうね。愛情みたいなものは感じられませんでしたね。かといって手順だけでしているという感じでもなくて。なんかこう、焦っているというか必死にしがみついてくるというか。終わった後が空しくてね。私は単に道具として使われているような気がしてならなかった。
その最中、ずっとやるせない気分でいっぱいなんです。身体も心も空っぽになっていく。決して満たされるのではなく、何かをすり減らす行為にしか思えなかった。セックスというより、交尾という言葉が思い浮かびました」
仕事が決まったらお母さんを迎えにいこう
夫のメンタルケアについて
「『稼いできたらどうなの』とののしられ」〈夫・元大手運輸業勤務〉
規格外のおにぎりに我が身を重ねた日
能力給導入は企業側の勝手な論理
「リストラのおかげでふっ切れ、離婚できた」〈夫・元サービス業勤務〉
リストラはきっかけのひとつにすぎない
自分の事しか考えられない夫
窮地に追い込まれてわかる、意外な人間性
離婚は「夫を見捨てる」のではなく、最後の逃げ道
不当な解雇通告を受けたときの対処術
リストラ劇で男の意識が変わるのか
「会社に執着なし、ステップアップのチャンス」〈夫・元大手証券会社勤務〉
会社の存続自体がまちがいだった
自信を失ことを知らない恐さ
夫は何があっても家族を守ってくれるはず
「会社人間のなれのはてです」〈夫・元大手証券会社勤務〉
妻には無言で「わかってくれ」
会社を失っても、大事なものをもち続けた男性
好きだからこそ、仕事にのめり込む
夫のリストラという逆境をのりきるために
失業と奮闘中の夫婦へ
あとがきにかえて
亀山早苗著 不倫の恋をする男たちの喜怒哀楽
煌きを失った性生活は性の不一致となりセックスレスになる人も多い、新たな刺激・心地よさ付与し、特許取得ソフトノーブルは避妊法としても優れ。タブー視されがちな性生活、性の不一致の悩みを改善しセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。