社表

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目次 不倫の恋に悩む男達著者=亀山早苗=

本表紙 著者=亀山早苗=

ピンクバラ不倫という言葉が一般的に聞かれるようになったのは

この言葉、辞書で引いてみるととても興味深い。

「人が踏み行うべき道からはずれること」とあるのが大勢を占めるが、中には、「男女が、越えてはならない一線を越えて関係を持つこと」と明記している辞書もある。越えてはならい一線がある男女の関係といえば、今はどちらが結婚している、あるいは両方が結婚しているとしか考えられない。
 だがなぜ結婚していたら、他の異性と関係を持ってはいけないのだろう。それがなぜ人としての道にはずれるのだろう。
愛情を追及していたら、結婚後に本当に愛する人に出会う可能性だってあるはずだ。
結婚しているからといって、相手を欲する気持ちや情熱はすべて抱え込まなければいけないのか。それこそ、「人としてあるまじき態度」ではないのか。

かつて世の中に、あるいは人の心の中にあった共通の倫理観はあっという間に崩れていった。
そもそも一夫一婦制じたいが、お上が統治しやすいように押し付けられたものではなかったか。
 こうしたもろもろの背景があって、不倫、及び婚外恋愛は一般化していった。
『失楽園』『マディソン郡の橋』など、不倫を扱った小説が話題になり、「不倫だって立派な恋愛である」「いや、むしろ不倫こそ純粋な愛情である」という考え方まで出てきたような気がする。

 ひと昔前までは、不倫というと、独身女性と既婚男性という組み合わせに焦点が当たることが多かった。今もその組み合わせの方が圧倒的に多いが、その内実は変化している。
それに加えてダブル不倫、あるいは独身男性と人妻というケースも珍しくない。
そして離婚が増えた現代では、「不倫イコール実らぬ恋」とも限らなくなっている。
さらに、不倫で泣くのは女性という図式もどうやらひと昔前のもののようだ。
 男性たちも苦しんでいる。結婚後、本当に好きな女性に出会ってしまったら・・・・。
一家をなし、家族に対して責任感を強く覚えるまじめな男性ほど、その悩み、苦しみ、迷いは大きい。いったい、男たちはどのように悩み苦しんでその恋を進めていくのか。そして結末は・・・・。
 恋に惑うのは女性だけではない。
若い男性も若くない男性も、真剣であればあるほど苦しい日々を送ることになる。男性たちの心の内を探る旅に出てみたい。

赤パラ第一章 不倫の恋をする男たちの喜怒哀楽

「浮気は男の甲斐性」という言葉が以前あった。それが廃れたのは、戦後、女性がだんだん強くなると同時に男性側にも男女平等感が浸透していったからであろう。サラ―リマンが増えて、一夫一婦制を順当に守ることが社会的にも望ましいという風潮があったかもしれない。
 それでも、人の感情はとどめようがない。一夫一婦制を守ろうと結婚はしたものの、その後、異性を好きにならないという保証はない。結婚しているのに恋をする男を不埒(ふらち)だという考え方もあるだろう。一方で、結婚は結婚、外で女性と遊ぶのは勝手だとのたまう男が、今の時代にもいるかもしれない。

赤パラ恋心・男が恋ごろを抱くきっかけ

 彼の恋心は止められなかったのか。
「僕は結婚していたし、彼女は独身。最初は彼女に惹かれたという自分自身の感情を否定しつづけました。
 そんなことがあってはいけない、という気持ちで。その時点で、僕は結婚して八年、六歳と四歳の子供がいました。
 子どもはかわいかったし、家庭は大事に思っていましたよ。
 だけどそれと同時に、「これで僕の人生は先が見えてしまった」という気持ちも抱えていたような気がしますね。でもそれは恋の引き金にはならないと思う。
 家庭には何の不満もありませんでしたから。ただ、八歳年下の部下に惹かれてしまった。

赤パラ葛藤・苦悩

彼女と家族に対する罪悪感が訪れるとき 
石井さんの葛藤と苦悩は恋が始まってすぐにやってきた。三十歳という大人とはいえ、彼女は女性。しかも結婚を約束していた人に失恋したという痛手を負っている。
 ということは、石井さんとつきあう上で、結婚という言葉が頭をかすめてもおかしくない。
「関係を持って三回目くらいのときかな、一応、牽(けん)制球を放っておいたんですよ。『こんなことになっちゃって、きみにすまないと思っている』って。
『僕は家庭があるし、子供いるし』とね。彼女、明るく笑って、「『私は結婚なんて当分、いいわ。考えたくもない』といったんですよ。

赤パラ第二章 男と不倫の微妙な関係

恋に落ちる年齢 
 恋はしようと思ってできるものとは限らない。だが一方で、生活上、あるいはその人が置かれている精神上、恋をするような下地があるときに、人は恋をするともいえる。
 社会的にも家庭的にも恵まれている男性がいるとする。本人も現状に大満足し、一分一秒でも唯一愛する女性である妻と一緒にいたいと思っている。この男性に、恋の入り込む余地があるだろうか。百パーセント満たされていたら、人はきっと恋には振り向かない。

赤パラ不倫する男、しない男

男でいたいかそうでないかの違い
「浮気は男の甲斐性」という言葉があったのは、女性が社会進出していない時代のことだ。
 浮気したら相手の女性に家をもたせたり生活の面倒をみたりするのは当たり前。だから、経済的な甲斐性のある男しか浮気が出ないというのは当たっている。男の甲斐性としての浮気がある以上、妻と言えども、「食わせてもらっている身の上」では何も言うな、という

赤パラ不倫男が恋に落ちたとき

不倫をしたくない、自分は絶対しないと言い切る男性でも、ある日突然、恋に落ちることはありうる。
「最後に一波乱起こしたい、という気持ちが心の奥に潜んでいたのかもしれませんね」
 というのは、五十三歳の佐々木弘さんだ。一波乱と言うのは自分に対して、という意味だそうだ。

赤パラ恋愛謳歌型男だって悩みはある…

 一方で、不倫に対する罪悪感がもともと少ない男性もいる。
 どちらかといえば、恋愛謳歌型だ。結婚生活を重視しながら恋愛も謳歌する男性もいれば、家庭よりも恋愛を重きを置きがちな男性もいる。
 彼らは一見、人生を人の何倍も楽しんでいるように見える。だが、彼らとて、全く悩んでいないわけじゃない。

赤パラ不倫する男は嫉妬深い? の謎

男が嫉妬という名の逆襲に出るとき
 周りで家庭のある男性とつき合っている独身女性は多い。
 女性が社会で働くことが当たり前になりつつある今、独身で三十路(みそじ)を越え、なお仕事を生活の中心に据えたい女性にとって、妙な言い方だが、家庭ある男性とのつきあいは“都合がいい”と言えなくともない。いてほしいときにいない寂しさはあるだろうが、その寂しさに耐えられるなら、「生活を共にしなくてもいい関係」は、ある意味、「男女間関係のいいところ取」なのだ。結婚すると、共働きであっても、どうしても女性の方に生活の負担は大きくなる。

赤パラ第三章・男が不倫の恋で得るもの、失うもの

うまく不倫する男とは
女性同士が線で結ばれないようにすることが最低限の男の器
不倫は、一般的には、「三角関係」と表現される。だが、不倫は本当に三角関係なのだろうか。
 配偶者、当事者、恋人を三点を線で結んで、三角形にするからもめ事が起こるのではないか。

赤パラうまく不倫できる男は、手間を惜しまない男

 ある程度、恋に慣れている男たちは、最低限のルールを自分に課していることが多い。たとえば外泊しない、彼女と旅行はしない、写真は撮らない。手紙など証拠になりそうなものは家には持ち込まない。最近は携帯電話で連絡を取り合うカップルが多いが、着信履歴は消す、携帯電話のメールを削除する、というようにかなり細やかに気を遣っている。それもこれも、妻にばれたら、外で自由に恋愛することが出来なくなると分かっているからだ。めんどうなことは避けるに限る、というのが彼らの考え方が基本だ。

赤パラ男の不覚

婚外恋愛初心者が妻にばれそうになったとき 43頁
 やじろべえのバランスが崩れると、男たちは自分で自分を追い込むことになる。
特に相手が若い女性で情緒不安定に陥ったりすると、とんでもない結末さえも待っている。
「確かに恋をしたことで、心が浮ついていたと思います」

赤パラ恋人が彼を見捨てるとき

妻と離婚成立、その時彼女は…
恋愛は意図するにせよしないにせよ、打算と駆け引きがつきまとう。特に目標に「結婚」の二文字がちらつきやすい不倫の場合は。
 恋人の女性も、煮え切らない彼の態度を見ているうちに、
「こんな状態は嫌だから、もうやめたい」
 と口走ることもある。そこでようやく“離婚”を妻に切り出したという男性がいる。

赤パラ妻は夫の不倫をどう見るか

知りたい気持ちと知りたくない気持ち
 ここで女性たちの意見を聞いてみたい。まず妻側の声。夫が他に女性がいたと知ったとき、妻はどう思うのか。なぜ怒りがわくのか。
 夫が不倫したことに気づいていたという吉田美恵さん(四十八歳)は、三年前の当時を振り返る。

赤パラ妻たちの婚外恋愛に対する意識

夫の八割以上は結婚後、浮気をしたことがあるが、夫が浮気をしたことがあるだろうと思っている妻は四割程度、というアンケートを数年前に見たことがある。
 妻は完全に信じ切っているのか、はたまた「恋愛なんて出来るわけがないでしょう」と見下ろしているのかわからない。
 一夜限りのことだったりすれば気づかれない可能性は高い。だが、男たちは、

赤パラ第四章 不倫の恋に苦しむ男たちの実態

仕事人間の妻に不満が募ってくる日々
 これまでも再三にわたって、家庭ある男性と独身女性がつきあったケースを見てはきた。だが不倫の恋としていちばん多い状況でもあるので、またもや例を挙げてみたい。
 大変今っぽい話だし、これからは妻も恋人もこのように強く生きるべきなのかもしれないと思う。

赤パラ離婚、退職、再婚、不倫がもたらした思わぬ人生の変化

「妻とはそれっきり会っていません。話し合いたいと電話しても、話すことは何もないと言われて‥‥。
 僕の荷物は妻から彼女のアパートに送られてきました。夫婦で住んでいたマンションは賃貸だし、僕らは経済的にも折半で暮らしていてお互いの預貯金はそれぞれが管理していましたから、財産分与もないんです。
 車は僕のものだから引き取りましたが、あとの家具や家財道具は荷物になるだけなので妻の元に残しました。
 

赤パラダブル不倫

出会ってから二ヶ月後の決心 
 お互いに家庭のある男女の恋愛を、今は「ダブル不倫」という。
 かつてはやむにやまれぬ情熱のために命懸けの恋とさえなっていたこのケースも、今何となく、欲求不満の人妻と、それを受け止めかねたままずるずると引っ張り込まれる男性、という構図があるような気がする。

赤パラふたりの潔い決意と正直な選択

「周りの配慮しつつバランスをとるというのは姑息(こそく)な手段のような気もするんだけど、あらゆることを考え合わせると、今の状態がいちばんいい選択なのだろうと思っています。
 これからもきっといろいろな事情があって、お互いの状況は変わっていく。
そのときそのとき、彼女ときちんと話しながら、お互いにとって一番いい状態を選択し続けていこうと思っています」

赤パラ独身男性と既婚女性

闘争心の塊(かたまり)となってしまつた年下男の告白
 最近、独身同士の恋愛で、女性が年下の男性とつき合うケースが増えてきた。年下の男性は、従来の「男役割と女役割」に捕らわれていないことが多いから、女性たちもつきあっていてラクだという。
 男性側も、同世代の女性より年上のほうが素直に自分を出せると思っているようだ。

赤パラ人生経験豊かな女性だからこそ下せた英断

 彼がどうしたらよかったのかは誰にもわからない。
 逆に女性の立場になれば、離婚したとかを恋人に告げたとき、一瞬でも相手がためらっているのを感じたら、安心して結婚は出来ないだろう。
 ましてや子供がいる身の上だ。

赤パラ女の産む決断と結論を出せない男

そんな関係が二年ほど続いたころ、彼女の様子が少しおかしくなった。いつもはあまり感情的にはならない彼女が、些細なことで涙ぐむ。
 いったいどうしたのかと彼は訝(いぶか)るばかりだった。
 そしてある日、彼女は今まで見たことのない真剣な面持ちで言った。「私、妊娠したの」と。

赤パラ第五章 恋に幕が下りるとき

不倫の恋の結末
不倫だから結末は別れしかないとは限らない 87頁
「不倫って、最終的には別れるとしかないんですね」
 以前、既婚男性との辛い恋をしいる女性が、深い吐息(といき)をつきながらそう言ったことがあった。
 彼女の性格上、その恋は終わらせたほうがいいような状態になっていたので、私も同意したのだが、実際には、不倫だからといって結末は別れしかないということにはならないと思う。

赤パラ女性の心理がわかっていない男の身勝手

冷静に考えれば、もちろん彼女はルール違反を犯したのかもしれない。
 結婚している男と知りながらつきあっいて、お互いのコンセンサスもないのに、いきなり、「奥さんと別れて」というのは性急すぎる。
 だが、それに対する彼の態度はあまりにも大人げなかった。

赤パラ恋の傷と未練

情熱的な女性にのめり込んでいった日々
 女性より男性のほうが、別れてからも恋を引きずると言われている。女性は、どんなに傷ついてもなんとか立ち直れれば、後はきれいさっぱりその男性を忘れるケースが多い。
 まして次に恋人ができれば、前の男性ははるか方へ行ってしまうものだ。
 だが、男性はそうはいかない。不倫の恋をする男性は嫉妬深い傾向があると以前書いたが、それは恋が終わってからも同じかもしれない。

赤パラ恋愛が挫折という気持ちを生むとき

多くの男性たちが、不倫の恋をしたあと、いろいろ感慨(かんがい)にふけっている。
 恋をすることで新たな自分の一面を見出すのだろう。
 男性たちは女性に比べて、自分の内面や他人の感情について考える機会があまりないから、初めての試練なのかもしれない。

赤パラ不倫の恋を終えた男たち

男が不倫の恋をして得たこと、気づいたこと
 男性は感情を表現するのがあまり上手でない。喜怒哀楽を素直に表現することがよしとされないような育てられ方をされてきたのだし、社会に出てからは感情的にならないように自制してきているから仕方がない。
 だが、恋ではそんな男性たちが変わる。既婚の女性が恋をしても、おそらく男性ほどには感情的な変化は表れないだろう。

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