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男女交際は禁止すべきものではない

男女交際は禁止すべきものではない

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ピンクバラ男女交際は禁止すべきものではない

まず、男女交際は中学生のすべきものではないとか、出来ることならしないでほしいという偏見は持たないことです。現在小学校から中学、高校と男女共学が行われていることは、男女とも小さい時から相互に理解し合い、敬愛、協力していくことが人間形成の上で極めて重要だからにほかなりません。だから少年少女たちが異性と交際していくことはごく当然のことで、禁止すべきものではないのです。

 よく耳にすることですが、大学に進学したり職についた女子高校と、共学高校の出身者を比べてみると、女子高出身者の方が早く男性と特定の関係になりやすいということは、思春期から青年期という大切な時期に女子校という、男性と隔離された環境に置かれることから、かえって男性を意識しすぎる傾向が出てくるからではないでしょうか。

 そういう意味では、最近“共学”の内容に変化が現れているということは注意しなければなりません。これについて教育評論家は「近年一貫して目立ってきていることは、学級の中で男女が初めから分かれていて、日常の授業や遠足、修学旅行などで班をつくらせても、男女が混ざり合うことが殆んど言ってよいほどなくなったことです。

 そういう傾向は一年生ほどはっきりしているという点からみれば、中学生活の影響かとも思われます。またある意味では男子の方に一層そういう面が感じられることから言えば、一般に生徒が幼さを増しているせいかもしれません。
 しかしながら、また一方から見れば、男女がはっきりしたグループに分かれて混ざり合わなくなるなかで、双方の関心がかえって強まっているように見えます。つまり共学の日常生活の中で分離の傾向が固定してくるにつれて、異性の意識のしかたの不自然さが目に付くようになってきたのです」(『高校生になったら』岩波書店)と言っています。

 それだけに、男女交際を悪いものとだと頭から決めつけず、その交際を好ましい方向に進めるような指導が大切なのですが、「するな」と言ってしまうから、望ましい交際についての指導もできなくなってしまうのです。

「女の子の友だちがいたらどんなに楽しいだろう」「なんでも話せる男の友だちがほしいな」といった願いは、この年頃の子ども多くが持っているもので、とても抑えようとしてもできるものではありません。

 これを無理に禁止したりすれば陰に隠れてするだけです。明るい所で公然とすべきものを、暗い所、人目のない所へ追いやっているのは、親も先生も含めて世の大人たちではないでしょうか。 

ピンクバラ・すぐ肉体関係を言い出すのは考えもの

 とかく大人たちは、男と女が二人きりになると男はけしから行動に出るものだと考えがちで、男女交際について子どもと話す場合、とくに女の子に対しては頭からこれを持ち出すことが多いのですが、これは子どもたちがいちばんカンにさわることです。

 親に内緒で交際している女の子に「なぜ、ちゃんと話をして公然と交際しないのか」と言うと「お母さんはすぐ“変な関係じゃないだろうね”と疑うから話さない」と言います。またお母さんたちは、「結婚するならよいけど、それにしても早いから」という言い方をしますが、これも「誰もそんなことは考えていないのに、いやだな」と反発されてしまいます。

 だから異性との交際について話し合う時に、はじめから肉体関係について心配を持ち出すことは決して効果的ではありません。しかし前の調査にも出ていたように、一部の子どもたちには軽率な行動がみられるのも事実ですから、このことは絶対に口にしてはいけないというのではありません。

 子どもたちもよく「もっと私を信用してよ」といいます。それに対して「親は子どもを信用したいからこそ、必要な注意をするのだ」と言って、一部の子どもがしていることや、どうしてそうなるのかを後で述べるようにきちんとデータをあげて話し、親が心配するのはただイヤらしい勘繰りからだけでないことを理解させる必要があるのです。そのうえで「わかった、ボクは(私は)そんなことはしません」と言うのを聞いた上で信用し、明るい所での交際を認めるべきだと思うのです。
つづく 恋愛中の心理について