会議の途中で。【どうして、何度も同じことを私はきかなきゃならないの? 重要な会議だと思ったから、私が出席したのに。どうしていつも彼女だけが喋るのかしら? 意見を私に聞けばいいのに。私がたいした人間じゃないって思っているのかしら?】トップ画像エゴに支配された夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。

エゴは、自分が存在していると

本表紙
リズ・ブルボー 著 浅岡夢二 訳

ピンクバラエゴは、自分が存在していると、絶えず思う必要があるのです。

自分があまりにも重要なので、人類と同じく、永遠に存続し続ける、と思いたがるのです。

 これからの文章の中で、【】に挟まれた部分は、〈卑小な私〉つまりエゴが考えていることです。エゴは、絶えず自分の外観を気にし、愛されなくなることを恐れ、認められないことを恐れ、間違うことを恐れています。私が、私にと、繰り返し繰り返し、考え続けるのです。
 たとえば、あなたが寝坊をしてしまったとします。すると、エゴはこう言うでしょう【なんてことだろう! どうして目覚ましが鳴らなかったの? これでは遅刻してしまう。上司がまた私を厳しい目で見るに決まっている】
 次に、あなたが台所に行くと、そこにはご主人と二人の子供がいます。【どうして私を起こしてくれなかったの? 昨日の夜、私は明日、いつもより早く出かけると言ったはずじゃない】
 手早く身支度を済まそうとしますが、着ていきたいと思う洋服が見つかりません。【なんてことなの! 服がまだクリーニングから戻ってきていないわ! 昨日、私のやることがあれほど多くなかったら、私はあの服を取りに行けたのに】
 あなたは鏡に映った自分を見ます。【ああ、また私にシワが一つ増えた。家族の面倒を見なくちゃいけないから、どんどん私が年をとるんだわ。私にもっと休暇が必要なのよ。私はどんどん老けていく。姉よりも、私の方が、おばさんだわ!】

 家を出る前にトイレに行きます。【ああ、もう! 便座を下げるのを忘れたのは誰? きっと夫だわ。男というのは、私たち女性の事を考えないんだから。いつになったら私たちに対する思いやりが身につくんだろう?】
 職場に向かう途中で。【まったく。電車が遅れるから、私が遅刻するじゃないの?】
 遅刻して職場に着く。【私は、また遅刻だわ。今朝は、すべてが私の邪魔をした。目覚まし時計から始まって‥‥】こうして、彼女は事故正当化をし続けるのです。

 さらに、会議の途中で。【どうして、何度も同じことを私はきかなきゃならないの? 重要な会議だと思ったから、私が出席したのに。どうしていつも彼女だけが喋るのかしら? 意見を私に聞けばいいのに。私がたいした人間じゃないって思っているのかしら?】
 お昼になって、ファストフード店で食事をしながら。【ああ、私は、またフライドポテトを頼んでしまった。私は、もうフライドポテトを食べるのは、やめようと決めていたのに。これでは私は太ってしまう。なんて私は意志が弱いの!】
 オフィスで四杯目のコーヒーを入れに行きながら。【これが、私の最後のコーヒーよ。一日に四杯は私には多すぎる。でも、今日は、みんなが私をいらつかせるんだもの。だから、私にはコーヒーが必要なんだわ】
 
 上司が、急な仕事を持ってきます。【どうして私にばっかり押し付けるの? そもそも、なんで私に「ありがとう」の一言もないの? 職場でも、家でも、私には、やることが山のようにある。いったい私が神様に何をしたっていうの? みんなが私を利用するんだから!】
 職場を出るのが遅くなり、息子をサッカーの練習に連れて行くのが遅れます。【この子は、どうしてそんな目で私を見るのかしら? 私は、出来ることを精一杯やっているのに。私が外で働き、なおかつ家族の世話もしていることが、どんな事か分からないんだわ】

 彼女は帰宅します。夫が、いつもより遅く帰ってきます。【やっと帰ってきたと思ったら、テレビに張り付いている。私におみやげでも買ってくればいいのに、私の代わりに夕食支度でもすべきなのよ!】
 息子がサッカーの練習を終えて、遅く帰ってきます。彼女は、息子のために何か食べるものを作ってやらなければなりません。【遅くなるって、どうして私に言わなかったのかしら? 我が家では、みんなが私のことを家政婦だと思っているみたい】

 九時になって、やっとテレビの前に座れました。四人の主婦が登場する連続ドラマを見るのです。
【ああ、私もこんなきれいな家に住みたいわ。そして、私のために何でやってくれる家政婦が欲しい! それに、彼女はなんて素敵な洋服を持っているのかしら。しかも、洋服を買うのに、私みたいに働く必要がない! まあいいわ、夢を見たところで、私に何か変化があるってわけでもないし。こんな素敵な生活は、どうしたって私には無理なんだわ】

 息子と娘がケンカを始め、ますます激しく言い合います。【ああ、私はもう我慢できない! 私は疲れているのよ。きつい一日を私は過ごしてきたんだから。あなた達は、ほかの人のことを考えられないの? 私には休息が必要。一日中働いた挙句、やっと私は座れたというのに、いったいこれは何?】
 ようやくベッドに横になると、夫が性交渉を要求してきます。【私が一日じゅう働きづめで、私にはもうエネルギーがぜんぜん残っていない、っていうことがどうして分からないのかしら? 男はみんな同じ。あれのことしか考えないんだわ。そして、私たち女性のニーズなんか考えもしない。まあいいわ、とにかく今日、私が応じてあげれば、数日のあいだ私は平和に過せるでしょう。それに、明日、夫は私に優しくしてくれるはず】
 
 ここでひとつ、注意しておきましょう。私はここで、私という言葉を全く使つてはいけない、と言っているわけではありません。たとえば、あなたが体験した出来事について語る場合、私と言う言葉をかなり頻繁に使わざるを得ないでしょう。もっとも、次の事に注意してみて下さい。発言の裏に批判、優越感、また、称賛や関心を求める気持ちなどが隠されている時、エゴがますます私という言葉を使うようになる、ということです。

エゴは〈批判〉という武器をよく使う

 私たちを支配したうえで、みずからが重要な存在であることを示すためにエゴが使う、といも巧妙な手段は、他者を頻繁に批判することです。エゴは、ほかの人たちの欠点を見つけるのが大好きなのです。他人のあら探しをしてそれを指摘し、あなたの方が上であると思い込ませようとします。

 私の中でエゴがどれほど大きな位置を占めているかを発見したこと、そしてまた、日々発見し続けていることは、私にとって大いなる天啓のようなものです。
 私が意識的になればなるほど、エゴが私の中で占める場所の大きさで分かります。そして、人生の方向を決めているのが、私ではなく、実はエゴだと気づけば、その時点で、エゴから影響を受けるのを止めることが出来ます。

もし本当に魂の傷を癒したいのであれば、
 エゴがあなたの人生に占める影響の大きさを、
 ぜひとも意識化しなければなりません。

 私たちの傷が活性化されるのは、エゴが活動を開始するからに他ならない、ということを受け入れる以上、あなたはエゴの存在を、ぜひとも〈意識化〉しなければなりません。以下に、意識化を推し進めるためのヒントをあげておきましょう。それぞれの批判的な言葉の後に、エゴの思考を付け加えておきます。

・彼女、すごく太ったよね。家にかがみがないのかしら?【私は絶対、あんなふうにはならない。私は彼女より意志が強いから】

・彼はしゃべってばかりいる。まるで独演会だわ。ほかの人たちもしゃべりたいのが分らないのかしら?【私はもっと控えめだし、ほかの人たちの気持ちを大切にするわ】

・なんだ、前の車は? 強引に割り込んできやがった。免許を持っているのか。【俺の方がはるか運転は上手い。俺は絶対に割り込みはしないしな】

・かわいそうに、彼女は問題を抱え込んで、しかも、標的にされてばかりいる。【私は思うままに人生を生きる。しかも私は、彼女みたいに自分の問題で人の関心を引く必要はない。私は彼女のように、他人を利用したりしないわ】

・いったい何度繰り返し言えばいいの? どうしてわからないのかしら? 私が言っていることは、とてもはっきりしているのに。【私だったら、もっと相手の言うことをよく聞くわ。私はもっと注意深いし、もっと早く相手を理解する】

どうしてこの人はまた同じことをするのだろう? 私がそれを好きじゃないことを知っているのに。【私だったら、彼女が好きじゃないことは絶対しない。それも、私の彼女に対する愛なんだわ】

・役所に電話するのはもういや。最初に出てくるのは機械の声だし、やっと人が出てきたと思ったら、今度は同じことの繰り返し、時間がかかってしょうがない。【もし私が役所の幹部だったら、もっと利用者を大切にするわ。そして、私がやり方を変えさせる。もっといいシステムを私が作る】

・どうして私に意見を聞くわけ? 私の意見なんか気に入ったためしがないし、いつも自分の好きなようにやるじゃない!【私はあなたみたいにエゴイストじゃないわ。私はもっと柔軟だし、私はほかの人の時間を奪おうとしない】

・どうして男のくせに、こんな仕事をしているのだろう?【俺なら、絶対にこんな仕事はしないな。俺は、もっとちゃんとした仕事をする】

・どうしてもっと早く料理を持ってこないのかしら? このお店には、それほどお客はいないのに。ウェイターがストでもしているのかしら?【もし私がオーナーだったら、私は絶対、サービスを優先させるわ】

・プラスチックの容器を使うレストランがいまだにあるなんて! 公害になるだけじゃない。地球はゴミの山だわ。【私は意識がすごく高いから、もし私がオーナーなら、こんなゴミになるような容器は使わないわ】

・彼は健康の問題を抱えているようだ。だいたい、ほとんど水を飲まないじゃないか。身体にとって、水は二番目に大切なものだというのに。【僕はもっと知的だから、僕には必要なだけ、きちんと水を飲んでいるぞ】

・もう何年も前から彼は同じ問題で苦しんでおり、我々は彼に解決方法を示している。いつになったら、彼はそれらを真剣に検討するのだろうか? 彼を助けたい気持ちが、さらに強くなっている。【僕を愛し、僕を助けてくれる人たちに対して、僕はとても感謝しているので、僕もまた、彼を助けてあげたいと思っている】

・姉は、息子よりも娘の方を愛している。それはすごく不当なことだと思うる【僕だったら決してあんなふうにはしないだろう。僕は子どもたち全員を平等に愛しているからのだから】

・どうしても両親がいまもって一緒に暮らしているのか分からない。しょっちゅうケンカしているし、しかも父の方がいつも譲るのだから。【もし僕が母の立場だったら、絶対、父のような夫を許さないだろう。僕だったらすぐに離婚する。また、もし僕が父の立場だったら、僕の方がはるかに強いのだから、僕は、母には絶対、あんな態度は取らせないだろう】

・母に会いに行くたびに、姉がどんなに優秀な子だったかを僕に話して聞かせる。どうして、母は、僕を褒めてくれないのだろう?【僕は、母のように不当なことはしない】

エゴは〈持つ〉ものや〈する〉ことと自分を同一視する

エゴは、〈持つ〉ものや〈する〉ことと同一視しますので、財産や人など、自分の安全を確保し、養ってくれるあらゆるものを所有しようとします。そして何かを失うひとを非常に恐れるのです。というのも、何かを失うのは、自分の一部を失うのと同じことだと考えるからです。また、会話の中で、自分が持っているものに言及したり、あらゆる手段を使ってそれらを見せびらかしたりすることによって、自分を価値づけようとするのでしよう。
 つづく エゴは大げさな言葉を使う
あなたは、自分が〈所有すもの〉ではありません。財産、お金、才能、地位など

夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます