傷を活性化するのは、親だけではありません。祖父母、子守り、先生、その他、その子の人生で重要な役割を演ずるすべての人たちなのです。
 養子になったけれども、大人になってからの生物学的な両親を見つけ出して会いに行った、という多くの人たちから私は話を聞きました。
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第二章 魂の傷をめぐるQ&A

本表紙
リズ・ブルボー 著 浅岡夢二 訳 

ピンクパラ第二章 魂の傷をめぐるQ&A

以下に、ETCのセミナーやワークショップ、そして講演会でよく出る質問と、その解答をあげておきます。
Q:養子になった子どもの場合、その子の傷を最初に活性化させたのは、生物学的な親でしょうか? それとも、その子を引き取った親でしょうか?
A:私たちの傷が活性化されるのは、妊娠中から七歳までのあいだです。心理学の知見によれば、私たちの思い込みは、すべて、人生の最初の七年間のあいだに形づくられる、ということになります。つまり、私たちの考え方、思い込み、恐れ、感情、決意などは、物心つかないうち、無意識的に形づくられたことになるのです。

 傷の活性化あるいは目覚めは、生物学的な親によっても、養子縁組の親によっても、等しく引き起こされます。しかも、人生の最初の七年間に活性化される傷は、私たちがすでに誕生以前に持っていた傷であるのです。

 そして、傷を活性化するのは、親だけではありません。祖父母、子守り、先生、その他、その子の人生で重要な役割を演ずるすべての人たちなのです。
 養子になったけれども、大人になってからの生物学的な両親を見つけ出して会いに行った、という多くの人たちから私は話を聞きました。

 それによると、彼らと生物学的な親との間には共通の傷があった――つまり、共通の感情、恐れ、思い込みなどがあった、と言うことです。

 養子に出された子どもは、たとえ生物学的両親を知らなくても、今回の転生において彼らを両親と選んだということで、彼らとの結びつきがとても深いのです。遺伝子的な絆のみならず、魂の絆も深いのです。

 もしあなたが養子だったとしたら、次の事を忘れないでください。つまり、生まれてすぐに、あなたが拒絶と見捨てを経験したのは、あなたの人生計画の一部であった――ということです。

 あなたがこの選択の責任を引き受けない限り、それらの傷を癒すのに大変な困難を感じることになるでしょう。
 子どもが生まれてすぐに、その子の世話をする人たちは、一緒に学ぶべきことに応じて、その子に対し、働きかけたり、反応したりするでしょう。人生の仕組みというものは、実によくできているので、私たちはどうしてもその事実を受け入れなければなりません。私は、新米のママから、どれほど次のようなことを聞かされたことでしょう。

「二人目の娘とのあいだで、どうしてこれほど簡単に自分を失ってしまうのか分かりません。
 彼女は、私の〈ボタン〉をおすのがといも上手なのです。そうすると私は、この子に対して寛大であろうと、あれほど決意したことを簡単に忘れて、怒鳴り散らかしてしまうのです。この子よりも三歳上の娘との関係では、決してそのようなことは無かったのですが」

 この例を見ると、親においても、子どもにおいても、傷が活性化しているのが分かるでしょう。母親が、まず、娘から拒絶されたと感じてコントロールを失います。そして、自分が悪い親であると考えて自分を非難し、(〈拒絶〉の傷と〈不正〉の傷が活性化されている)、怒るという反応を見せています。
 この種の反応は、一言も言葉を発さなくても、視線や身振りによって子どもに対して表明されるのです。

 この例によって、深い苦しみが、状況にたいする解釈から生じることが分かるでしょう。
 一方の人において、ある傷が活性化されているということは、もう一方の人においても、同じ傷が活性化されていることを示します。それは、同じ瞬間に、同じ程度で起こるのです。

 私たちの傷が、幼少期に、いつ、誰によって活性化されたことを知ることは、さほど重要なことではありません。大切なのは、傷の存在に気づくことなのです。
 私たちが、意識的になり、自分を受け入れれば受け入れるほど、ある種の出来事は思い出しやすくなるでしょう。

Q:幼少期に、父親か母親がいなければ、ある種の傷は活性化されずにすむのですか?

A:たとえば、母親一人で娘を育てる場合――つまり、父親の役目をする人がいない場合――でね〈見捨て〉と〈裏切り〉の傷が活性化されることはあります。それらの傷は、以下のような異なる仕方で活性化されることがあるのです。
・母親が、娘に、不在の父親の話をする場合。
・娘が、ほかの家で、父親やその子供たちを観察する場合。
・兄や、親類の大人の男性によって、傷が活性化される場合。
・自分が心の中に作った父親のイメージによって、
・自分の目に父親と映るあらゆる男性によって。たとえば、先生、または家族の友人など。
 これらは、幼少期、青年期、片親しかいなかったすべての人に、適用することが可能でしょう。

Q:私が三歳の時に母が亡くなり、私が六歳の時に父が再婚しました。二人の母親のうち、どちらがより、私の傷を活性化させたのでしょうか?

A:いかなる家族形態でも、その時の親があなたの傷に影響を与えます。
 一般的には、生物学的な親が、あなたの、より深い傷を活性化するでしょう。そして、新しい親が、それらを活性化し続けるのです。
 あなたは、あなたが必要とする人を常に引き寄せ続けます。そのことを忘れないでください。

Q:ホモセクシャルの人は、自分の親の性別を逆に考えた方がいいのでしょうか?

A:いいえ、その人が男性であろうと、女性であろうと、ホモセクシャルであることと傷とは、なんの関係もありません。性的な嗜好はきわめて個人的であり、純粋に肉体的なものなのです。仮に、その〈性的〉嗜好が一方の親に対する反応から生じたとしてもです。
 繰りえしますが、大切なのは、誰が最初にその傷を活性化させたか、ではありません。そうではなくて、その傷が自分に属すると認めることなのです。
 さらに、両親は、あなたとの人生計画に関わりを持つその人生計画ゆえに、あなたによって選ばれた、ということを認めることです。
 両親は、常に、私たちの霊的成長を促してくれるのです。

 ある人がホモセクシャルであることを選択したことに対する反応は、その人自身が学ぶべきことと直接関わっています。
 一般的に、両親がそれを簡単に受け入れたとしたら、子どもがそれを受け入れていることを反映しているに過ぎません。その場合、当人の傷が活性化されるのは、その方面ではないでしょう。

 もし、片親、あるいは両親がそれを受け入れないとしたら、一つ、あるいは、いくつかの傷が活性化される可能性があるでしょう。
 ホモセクシャルどうしのカップルの場合、時には混乱が生じるかもしれません。たとえば、女性どうしが一緒に暮らしている場合、一方がより多くの女性の役割を果たし、もう一方がより多く男性の役割を果たすでしょう。もし、あなたがそんなケースで女性の役をしているとしたら、あなたのパートナーは、あなたがお父さんとのあいだで経験した苦しみを活性化するでしょう。とはいえ、誰がどの傷を活性化するかは問題ではありません。それぞれの傷が活性化された時、あなたはそれを統御しさえすればいいのです。
 そうすれば、あなたは、より良い人間関係を築くことができるでしょう。

 ホモセクシャルを選んだことを、あなたが受け入れていれば、あなたはさほどの混乱を経験せずにすむはずです。そして、ネガティブな感情を統御することが容易にできるでしょう。
 異性同士のカップルでも、混乱が生じることはあります。たとえば、妻にとって、夫がと自分の母親に似ていると感じられることがあるかも知れません。その場合、どのように自分の傷を解釈すればいいか、わからないことがあるでしょう。そんな場合は、自分の振る舞いに注目すればいいです。
 というのも、自分の振る舞いに注意すれば、仮面が明らかになり、その結果、おのずと傷も明らかになるからです。

 そうしたら、次に、相手のどのような〈在り方〉を自分が裁いているかを突き止めてください。そうすれば、父親のどのような〈在り方〉を自分が裁いていたのかが分かります。
 混乱が生じるのは、行動が異なるのにもかかわらず、同じ裁き方をしている場合でしょう。
 その場合、あくまでも、〈行動〉ではなく、その〈在り方〉に注目する必要があるわけです。このことについては、のちほど詳しく触れるつもりです。

Q:性転換、ジェンダーの変換、中間性、両性愛など、さまざまなことが言われるようになってきています。それらと、傷の活性化のあいだには、どのようなかんけいがあるのでしょうか?

A:答えは常に同じです、私たちの両親は、自覚しないままに私たちの傷を活性化しますが、それは、何を学ぶべきなのかを私たちが〈意識化〉するためなのです。一方、両親もまた、みずからの魂の進化のために、私たちを必要としています。
 もし、ある人が、〈基準〉から外れているとしたら、その人は、自分自身からも、ほかの人たちからも、さまざまなに〈拒絶〉されて生きることになるでしょう。

 とはいえ、〈基準〉から外れなくても、〈拒絶〉の深い傷を持って生まれてくる人は無数にいます。ですから、そうした〈違い〉にこだわるよりも、自分の苦しみを和らげることに専念した方がいいでしょう。自分以外の誰も、それをすることはできないのですから。

Q:代理母から生まれた場合はどうなるでしょうか? 子どもの傷は、誰によって活性化されるのでしょう?

 A:妊娠期間中は、代理母との関係がきわめて密接になるでしょう。なぜなら、子どもは全面的に代理母に依存するからです。したがって、代理母が感じること、また、経験することから影響を受けることになります。
 いっさいの偶然がないことからすれば、代理母は、胎児が必要としている形で影響を与えるでしょう。出産後は、代理母との関係を終了するため、子どもは彼女との関係を終了するため、子どもは彼女との関係を忘れ、引き取った母親との間で必要とされている経験を積むことになります。
 この種の経験の受け止め方は、人によって、いちじるしく異なるでしょう。ある子供たちは〈拒絶〉されたと感じ、別の子どもたちは〈見捨て〉られたと感じるかもしれません。
 また別の子供たちは〈不正〉を感じること可能性があります。さらに、ある子どもたちは、そこまでして産んでくれたのは、よほど自分の誕生を望んでいたとのだと解釈するかもしれません。

Q:こんにちでは、試験管の中で受精することも可能です、その場合、傷への影響をどうなるのでしょうか?

A:もう一度、次のことを思い出してください。すなわち、私たちの人生は、生まれる前の計画に従って、すべてが組み立てられており、したがって、偶然は何ひとつないということです。
 父親の精子が母親の卵子と結びつくのであれば、それが試験管内のことであっても、自然な受胎とまったく変わりません。子どもは、それほど望まれて生まれた、ということを後になって知ることでしょう。

 試験管内の受胎には、実母の卵子に対して、知らない男性の精子が使われることもあります。この場合、子どもは、自分の父親が失踪して不在である、というのと同じ経験をすることになるでしょう。
 あるいは、実父の精子を使って代理母が妊娠することもありえます。この場合は、先ほどの代理母に関する質問と答えを参照してください。
 いずれの場合にしても、それぞれの個別の状況はさして重要ではありません。最も重要なのは、子どもの魂が、そして両親の魂が、みずからの霊的進化のために、自分の人生計画に従って生きていること言うことなのです。

 自分の苦しみが他者のせいで引き起こされた、と考えるのは、まさしくエゴにほかなりません。
 そうした思い込みを受け入れ、自分を犠牲者と考える限り、霊性向上の道は完全に閉ざされることになるでしょう。

Q:私たち一人ひとりが、〈侮辱による傷〉を除く四つ傷をすべて持っている、とあなたはおっしゃいました。私は、親族の中で、ただ一人〈侮辱による傷〉をもっていますが、それはいったいどういうことなのでしょうか?

 A:誰でも、五つの傷のうち四つを持っていると私が言うとき、それは、魂にとって、〈侮辱による傷〉を受け入れる必要はない、ということを意味しているためではありません。
 私たち全員が、家族に連綿と引き継がれてきた遺伝子的記憶を持つと同時に、自分の転生の無数の過程で蓄積してきた細胞の記憶を持っています。

 過去世のすべての人生が、私たちがこの美しい惑星で経験したあらゆることを受け入れられるようになるために、どうしても必要だったのです。過去世のいくつかの人生において、私たちは、〈侮辱による傷〉を経験していますが、それは、私たちの〈受け入れる〉能力を引き上げるためだったのです。

 この質問をした人は、〈侮辱の傷〉を持っているのは、親族の中で自分ひとりだと思い込んでいました。しかしながら、家系を綿密に調べてみれば、たぶん自分によく似ていて、〈侮辱による傷〉を持っている人が、ほかにも必ずいるはずです。
 たとえば、自分が曾祖母にとても似ていると思われるのであれば、もしかすると、その曾祖母が自分として転生してきている、という可能性があるかもしれません。
 
 同じ魂が、そのように転生して、前の人生で高められなかった受け入れ能力を完成させようとしているのです。
 私はまた、親族の一人が持っている〈侮辱による傷〉を受け容れることができない人が、その傷を持っている人に向かって次のように言うのを、しばしば聞いてきました。
「どうしてあなたは、そんなふうに、ほかの人に利用されるの? 人が良すぎるわよ!」あるいは、
「どうしてあなたはそんなに太っているの? ちゃんとダイエットしなさいよ!」

 もし、あなたが、思考や言葉で、〈マゾヒストの仮面〉をつけている太った人を批判しているとしたら、あなたは、まだ、〈侮辱による傷〉を持つ人の振る舞いや肉体的特徴を受け入れていないことになります。そんな場合は、多分その後の人生で、あなたの〈侮辱による傷〉が、だんだん活性化されてくるでしょう。あるいは、次の転生にそれは持ち越されるかもしれません。

 顔だけが丸くて、からだのほかの部分は〈侮辱による傷〉の特徴をまったく表わしていない人の場合も、同様のことが言えるでしょう。その人が、太らないようにコントロールしているとしたら、〈頑固な仮面〉のせいで、まだ〈不正による傷〉を受け入れられずにいるのです。

 ですから、私たちが学ぶべき教訓にしっかり向き合うことが、何よりも大切なのです。そうしなければ、次の転生でも同じ〈傷〉を経験することになるでしょう。自分と他者を無条件に受け入れれば、私たちは素晴らしい幸福感を味わうことができるのです。

Q:双子は、必ず同じ〈傷〉を持っているのですか?

A:少し前まで、二卵性双生児はそれぞれ異なった人格と肉体を持っており、一卵性双生児はあらゆる面で――人格的も肉体的にも――全く同じと考えられてきました。しかし、最近の研究によれば、一卵性双生児であっても、生き方や病歴において必ずしも百パーセント同じではない、と見なされています。

 たとえば、一方がとても若い時にガンにかかり、もう一方が七十歳になってガンにかかる、というケースがありますが、研究家たちはそれがなぜなのか理解できていません。
 双生児については、数多くの研究がなされていますので、ネット等で、じっくりと調べてみて下さい。

 自分の決心と自分の行動によって人生が形づくられる、という《原因と結果の法則》によれば、一卵性双生児のそれぞれが――たとえ肉体的にそっくりであっても――別の経験をするということは充分あり得るでしょう。それぞれの選択の違いが、異なった人生を形づくるわけです。ふたりの内の一方が、〈意識化〉の手法によって自分の苦しみを緩和すれば――つまり、恐れよりも愛を選び、抵抗よりも受容を選んで、その結果、エゴに支配されずに、ハートの導きに従うとしたら――、エゴの声を聞いたもう一方も、病気になる確率が大幅に下がるはずです。

 私の観察によれば、一卵性双生児の場合、一方が新しい振る舞いとかを採用すると、もう一方も、だいたい同じ振る舞いをするようになります。二人は非常に深く結びついているので、距離が離れていても、容易に通じ合うのです。最初に生まれた子供の方が、もう一方に対して、より大きな影響力を持っているようです。ただし、私たち人間は〈自由意志〉を備えていますので、一卵性双生児の未来をはっきりと予測することはできません。
*本書を読んだ後で、実生活に適用したいと思ったことを書いてください。
 つづく エゴ――傷の癒しを最もさまたげる存在 

夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。