子どもは、同性の親から拒絶されたと感じ、自分には存在する権利がないと思い込む。 自分が存在してもしなくても、大した違いはないと感じている。家族のほかのメンバーに対して無関心である。トップ画像

〈拒絶〉による傷

本表紙
リズ・ブルボー 著 浅岡夢二 訳

ピンクバラ 〈拒絶〉による傷

傷の目覚め:妊娠から一歳まで。子どもは、同性の親から拒絶されたと感じ、自分には存在する権利がないと思い込む。

 仮面:〈逃避する人〉の仮面

 最も恐れること:パニック

 態度や振る舞い:
・〈逃避する人〉は、自分は大した人間ではない、自分には何の価値もないと思い込んでいる。

・自分は存在していないと思っている。自分が存在してもしなくても、大した違いはないと感じている。家族のほかのメンバーに対して無関心である。

・ほかの人たち、あるいは人類全体から切り離され、そして理解されていないと感じている。ほかの人たちと一緒にいても、しばしば自分が、孤独で、不安で、弱弱しいと感じる。

・空想の世界、ドラッグ、アルコール、眠り、ビデオゲームなど、逃避の手段をいくつも持っている。

・〈否認〉という手段を使って、無意識のうちに自分を守る。空想の世界に逃げ込んだり、ぼーっとしたりして、下界から簡単に自分を遮断する。いったい自分は地上で何をやっているんだろうと考えたり、生まれる家族を間違えたのではないかと思ったりする。

・一人の時に、恐れやその他のネガティブな感情に襲われる。

・物質的なことには興味を持たない。精神的なこと、あるいは知的なことにしか、関心を持たない。

・非常に豊かな発想力を持っている。しかし、残念なことに、その能力を、拒絶のシナリオを作るためにしか使わない。

・いずれにしても幸福は長く続かない、と思い込んでいる。

・言葉数が少なく、ほかの人たちと一緒に居るのを好まない。相手に嫌な思いさせるのではないか、相手から関心を向けられないのではないか、と思うからである。周りの人は、〈逃避する人〉を、孤独の好きな人だと思い、放っておく。そして、孤独すればするほど、ますます〈見えない人〉になっていく。

・声を荒げたり、攻撃的になったりする人がいると、パニックになる前に、そこから素早く逃げ出す。

・誰かに見つめられると、すぐに、自分の事が不安になる。

・活力は人一倍持つており、仕事の能力が非常に高い。すごく忙しい時だけ、自分が存在していると感じる。そんな時には、自分が物質界にしっかり根付いていると思えるからである。
・極度の完璧主義者であり、老いるにつれて、自分が人生に立ち向かえなくなるのではないかと考えて、パニックにおちいる。自分は人生に失敗したと思っている。

・拒絶されることへの恐れは、状況によっては、強迫観念のようになっている。

・次のような言葉をしばしば使う。「無能」、「つまらない人間」、「消えてしまう」、「存在しない」、「居場所がない」、「価値がない」。

肉体的な特徴:
・からだが、小さく、細く、?せている。
・背が高く、からだがこわばっている。背中を丸めがち。
・からだのそれぞれの部分が普通より小さい。
・お尻や胸などがとても小さい。
・胸、背中、おなかなどが、へこんでいる。
・目が小さい、あるいは視線がおどおどしている。
・目の周りに、くまがある。
・声が消え入るようで、とても小さい。
・肌のトラブルがある〈特に顔〉。
・黒い衣服を好む。
  図〈image6.2.png〉
拒絶による傷〉を持っている人のからだ〈逃避する人〉の仮面

ピンクバラ〈見捨て〉による傷

 傷の目覚め:一歳から三歳までのあいだに、異性の親との関わりで傷が目覚める。子どもは、異性の親から愛情を与えられていないと感じて苦しむ。愛という糧が不足していた、または、温かい愛情を注がれなかった、あるいは、期待したい形の愛情が与えられなかった、と感じている。

 仮面:〈依存する人〉の仮面

 最も恐れること:孤独

 態度や振る舞い:
・〈依存する人〉は一人でいることができず、孤独を非常に恐れる。そのため、常に誰かがそばにいて、関心を払ってくれることを望む。特に、まわりの人たちにも支えてもらう必要がある。
・一人でいても、ほかの人といても、しばしば、わけの分からない、悲しみに襲われる。

・一人でいる時、無意識のうちに運命をはかなんで、長いあいだ泣き続けることがある。

・まわりの人たちの童女と関心を引くために、無意識のうちに、問題を引き起こしたり、病気を作り出したりする。自分は不運な人間であり、犠牲者であると感じている。

・いとも簡単に、ほかの人たちと融合してしまう。自我の境界がしっかりしていないためである。

・さまざまな問題を、他者の関心を引くために利用する。

・目立つように自己表現をして、人気者になることがある。他者の関心を引くためである。

・ほかの人たちと一緒にいたがる。また、何事であっても、独りで決めることができない。

・他人の忠告や意見をさかんに求めるが、それらを実際に役立てることは無い。ただ、他人の関心が欲しいためにそうするだけなのである。

・誰かの面倒を見たり、何を手伝ったりするが、それは見返りを期待しての事である。

・気分の変化が激しい。ある日は楽しそうにしているが、別の日には悲しそうにしている。感情に翻弄されやすい。

・特定の人と付き合えず、誰に対していい顔をするのは、一人きりになるのが怖いからである。

・誰かが自分に同意するのは、自分を愛しているからだと考える。

・怒っている人、攻撃的な人が目の前にいると、小さくなって、まるで怖がっている子どものように振る舞う。

・老いるにつれて、ますます一人になることを恐れる。一人になるよりも、ほかの人といて、つらい状況を我慢する方を選ぶ。

・次のような言葉をよく使う。「孤独」、「しない」、「とても耐えられない」、「放っておかないで」、「私は〇〇見捨てた」。

肉体的な特徴
・細くて、痩せており、弱々しい。
・筋肉系が発達していない。
・腕が長すぎて、体に沿って垂れ下がっているようにみえる。
・なで肩である。
・猫背である。
・体の各部分が力なく垂れている感じ。
・からだの各部分が、平均より下にある。
・悲しげで、垂れた、大きな目をしている。
・子どものような、あるいは嘆いているような、小さな声で話す。
・何か、または誰かに、しょっちゅう寄りかかる。
  見捨ての傷を持つ人

〈見捨てによる傷)〉を持っている人のからだ〈依存する人〉の仮面
つづく 〈侮辱〉による傷 

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