女性を育てるためには、まず男性がしっかりしていないといけません。男が勝手に振る舞っているのに、女性だけしっかりしろといっても意味がありません、日本の女性は社会から認められる、男から褒(ほ)められることが、これまで非常に少なかった   トップ画像 

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あげまん素質を開花させる四つの方法

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ピンクバラあげまん素質を開花させる四つの方法

 こうした女性の「である」部分をさらに開花させて、女性をほんとうのあげまん「にする」テクニック、つまり男性によるあげまん素質の開発法を最後に述べておきましょう。

 うちのは料理がヘタでねえ。たまにロールキャベツなんかつくった日にゃ、キムチを煮込んだみたいになっちまうし、ピザは雑巾を食ってるみたいだし…・こういうグチをこぼす男性は少なくありませんが、その半分は男にも責任があるのです。

 料理の才はたしかに先天的な部分によるところが大きいものですが、自分好みのメニューや自分好みの味をそれとなく女に教え、それをつくらせように仕向けることで、女の料理の腕を後天的に養っていく。そうした努力が男の側に全般的に不足しているのです。

 恋人時代、行きつけの小料理屋にしきりに彼女を連れていき、イモの煮ころがしだの赤穂タイの粕漬けだの、あれこれやいっしょに食べることで、自分好みの料理や味を恋人に周知徹底させた男がいます。
 女性のほうも自然にそうした料理を中心につくるようになり、おのずと味つけの腕もあがりました。

 男がすべき努力は実はこうしたたぐいのもので、フランス料理なんかを食べさせるのは特別なときだけでいい。それよりほんとうに好きなもの、おいしいものを教えてやる。

 そうすることが料理の腕、家事の才…・・女性のなかに眠っているあげまん素質を大きく育てていくことになるのです。
 あなたの彼女がかならず潜在させているあげまん素質、その開発・養成法のポイントはおもに四つあります。

一、「同調ダンス」を踊らせる

 無意識のうちに相手の行為や表情をまねしてしまうことを心理学では同調ダンスといいますが、これは主として女性に顕著にあらわれやすい傾向です。
 それまで足早に歩いていた女が、好きな男ができたとたん、その男に合わせてゆっくり歩くようになったという具合です。

 映画を見ていて男が笑ったら、自分も同じように笑う。何かを考えるときに伏し目がちに唇を引き締める男のクセがすごく魅力的に映った。
 すると自分もそのしぐさをまねようとする。それまでポップスが好きだったのに、好きになった男がジャズが好きであることが分かる。すると同調ダンスを踊ることでほんとうにジャズが好きになっていく。

 なかば無意識のうちの同調ですから、そこに相手に無理に合わせている義務感は薄いのが同調ダンスの特徴です。
 そこでこの心理傾向を利用して、自分ののぞむ方向に女性を導き、また変えていくことが可能です。さまざまな場面で、女には「こうであつてほしい」という表情、しぐさ、行為をまず男が率先して行い、それを女に同調させる。これをくり返すうちに、あなた好みのあげまん素質が女性のうちに育っていくはずです。

男が変わると、女は「倍返し」で変わる

 女性を育てるためには、まず男性がしっかりしていないといけません。男が勝手に振る舞っているのに、女性だけしっかりしろといっても意味がありません。そのうえで次のような養成法が活かされます。

二、認めてやる、ほめてやる

 是認(ぜにん)欲求、つまり人や社会から、「認められたい」という思いは、だれの心の底にも存在しています。それを表に出さない人ほどその欲求は強いものです。とくに日本の女性は社会から認められる、男から褒(ほ)められることが、これまで非常に少なかった。それだけに女をほめる、認める効果は想像以上に大きいはずです。

 むろん、それで女の増長を誘おうというのではない。ほめられれば女は喜んで、その行為や長所によりいっそうの磨きをかけようとします。その素直さにおいて、女性は男性よりはるかにまさっているものです。

 結婚初夜に、女の足の指のかわいい形をなにげなく男が褒めた。老いて死の病の床についていた女は、最後に、夫から足指の爪にペディキュアをしてもらいたがったという話があります。

 女性を是認するときは、具体的にある一点をほめるのが効果的です。漠然ときれいだねというより、足の指がきれいだねとピンポイントでほめた方がいい。女性はその一点の練度をより高めることで、ほかのあげまん素質も伸長させていくのです。

三、欲望をかなえてやる

 男が女を変えようとする以上に、女はつきあいはじめた男を変えようとする生き物です。
自分好みに男を染めようとする、その欲望が女性は非常に強いのです。

 だからその欲望を男はかなえてやる必要があります。 ネクタイの趣味が悪いから私が選んであげる、たまにはヘンリーネックのワイシャツもいいものよ、ボストンスタイルの銀縁メガネにしたら十歳は若返るはずよ。口髭は似合わないから剃ったら…細かな女の要求は面倒くさがらず満たしてやる。

 すると女性のほうもそれにつれて変わっていきます。女好み男を染めることで女自身もあげまん方向へと変わっていくのです。

 女性がそうした欲求を男にぶつけるのは、男から前の女の影やにおいを払拭したい意味もあります。
 男の髭は前につきあっていた女の趣味だったのだろう。だったら、それをきれいさっぱり剃り落とすことで過去の影もきれいに清算してほしい。
 そういう意思表示でもあるのです。むろん男はそれにきちんと応えてやる必要があります。

四、先にアクションを起こす

 同調させる、認める、かなえる、つまりすべて男のほうから先にアクションを起こすことが、女を変えていくことになるということです。
「もっと」――女性の口からひんぱんに聞かれる言葉ですが、これは男に対する要求であると同時に、女が自分自身に向けた言葉でもあります。
 つまり男に変わってほしいと思ったとき、その裏で女は自分もそれ以上に変わらなくてはいけないと考えているものです。

 したがって男が一変わると、女は二度変わる。男が「もっと」変わると、女は「もっともっと」変わる。いいにつけ悪いにつけ、女性は倍返しする動物であり、彼女たちは一の満足を覚えたら、二のお返しをしてくれます。

 だから、女を変えようとしたら男ほうから率先して変わる必要があります。まず、あなたがアクションを起こし、男の側からはたらきかける。それが、あなた女をあげまんに変えていくもっとも効果的な方法なのです。

非婚型のあげまんの幸せ

女の幸せは個人的、男の幸せは社会的
 男と女の性差は、たとえばそれぞれの性熟度についても顕著で、男より女のほうが「早く大人になる」ことは分かると思います。ミドルティーン、いまは小学校高学年で生理もはじまり、女性はとまどいながらも「性」というのを内面化させ、さなぎから繭(まゆ)に脱皮しつつ、それを深化させていきます。

 しかし男はまだニキビ面でヌード写真を盗み見たり、同級生のスカートをめくってみたり、興味ばかり津々(しんしん)だが性の入り口を右往左往するばかり、性やその性熟度は、男より女は人生のとびらを一足も二足も早くノックするものです。

 幸福感というのもまたこれと同じです。女性が人生の比較的早い段階で幸せを感じるのに対して、男性は人生の後半を過ぎてから幸福感を覚えることが多いのです。

 英国オックスフォード大学の実験心理学教室が調査したデータによると、年代別における男女の幸福感の違いは、
十八~二四歳―― 男二〇%  女三二%
二五~三四歳―― 男二八% 女四二%
三五~四四歳―― 男三〇% 女三三%
四五~五四歳―― 男三六% 女三七%
五五~六四歳―― 男三二% 女三八%
六五~七〇歳―― 男四八% 女二六%
七一以上  ―― 男三七% 女二六%
 となっていて、女は人生の前半に幸せを感じる傾向が強いのに対し、男の幸福感は後半を迎えてからというのがよくわかります。

 とくに女性は二〇代から三〇代にかけて、男性は七〇歳前後に幸福感が集中していて、いずれもその”幸福率”は四割を超えています。この理由はすぐに察しがつくと思います。
つまり女性はこのころに容姿のピークがきて、また結婚もする。男性のほうは仕事をリタイヤして第二の人生がはじまる時期だからです。

 いいかえると女は若さや美しさ、男との恋愛や結婚にもっとも幸せを感じ、男は社会からの是認(五〇歳)前後の男性の幸福率がいつたん上がるのは、このころ大きな成功や出世、昇進が訪れて、社会的地位・収入がピークを迎えるからだと思われる)、
 あるいは、その社会のしがらみから逃れた自由に幸せを感じるということでしょう。
 女の幸福は非常に個人的なものだが、男の幸福は社会性と切り離しては存在できないということもあるでしょう。

 さらに、よくできているというかおもしろいのは、全年代の幸福率を平均してみると男女ともほぼ三三%となり、どちらも人生を通じて三人に一人が幸せであると感じ、そこには男女差がないということになります。

 これをまたいいかえれば、トータルでは人生の三分の一は楽しいが、三分の二はくるしいことのほうが多い。その人生を先楽後優型で生きるのが女、苦あれば楽あり型で生きるのが男、そういう見方もできます。

 そのどちらが”幸せ”か、いちがいには断定できませんが、個人の幸福すら社会との対比で考え、老いて幸せ型の男の人生により苦味が強い――ということは言えそうな気がします。

非婚型のあげまんの幸せ

結婚より結婚の期待感に幸せを感じる 
 ところでその幸せの中身ですが、名門オックスフォードに及ばないまでも、私の教えている短大で学生に統計を取ったことがあります。それによると、18〜20歳くらいの女性が「いちばん幸せを感じるとき」は、

一、おなかがいっぱいになったとき

二、彼氏といるとき

 が上位をしめています。食い気と色気でたわいいといえばそれまでですが、最近は「ペットといっしょにいるとき」答えも増えてきていて、そこにわずかに、今の若い女性の孤独感や安らぎへの飢えみたいなものが感じ取れないこともありません。

 それなら、その孤独を癒(いや)すために結婚願望が強いかといえばそうでなく、彼女たちは結婚より恋愛のほうが圧倒的に幸せだと考えています。

結婚や婚約の幸福度はなぜかグーンと下位にランクされてしまう。


 これは男が社会をしがらみと考えるのと同じように、結婚を束縛と考える女性が増えてきたことの反映でしょう。好きな男との生活が楽しくないわけではないが、結婚となれば、それ以外のしがらみがたくさん発生してしまう。

 それはイヤだから、結婚未満の恋愛段階がいちばん幸せである。と、そういうことだと思います。

 別のいい方をすると、彼女たちにとっての幸福感とは「期待感」のことでもある。休日当日よりも休日前日のほうが楽しいように、あるいはまた旅行の最大の楽しみが出発までのプロセスにあるように、結婚自体よりも、その手前の恋愛段階がいちばん楽しい。

 つまり結婚を前提にした恋愛状態、その状態がもっとも期待感がもてるのです。

 ドキドキ、ワクワク。それがいまの若い女性の幸福のキーワードです。何かを手に入れる(入れた)ことよりも、いま何か手に入れられそうなこと、何かが少し先に待っていること。その胸さわぎや期待感のほうに、彼女たちはより大きな幸福を感じるのです。

 もちろん、期待感というのは未来からやってきた幸せであり、一種の未遂感覚です。まだ実体はありません。

したがってその期待を裏切らない実体が手に入ったとき、すなわち恋愛時代に思い描いていた結婚ができたとき、未来の期待感がそのまま現状への満足感に移行して、女性たちの幸福感は最大のものと思われます。


 このように、結婚そのものより結婚への期待感のほうが幸福度が高い。結婚より恋愛のほうが楽しい――このことはまたこうもいえます。
つづく  「結婚だけが男と女の幸福関係ではない」