第一章 愛情
セックスで愛情は計れるのか?
男女それぞれがセックスに求めるもの
男にとっての「風俗」とは?
風俗に対する男女の見解の違い
第2 セックスを回避したがる女たち
男が恋に走ってしまったら
男の正直さをあなたは愛せる?
女性が他の男性と「したい」と思うとき
女性向け風俗店はなぜ流行らないか
女性が自らの性欲を認めない理由
第3 男と女の浮気の定義
「妻たちの恋」最新情報
既婚者の「恋するリスク」と「性の歓び」
第4 セックスと愛情の関係
愛情のものさし」はいったい何?
すぐ押し倒したがる男の気持ち
セックスのおける「一般常識」はあるのか
セックスに没頭するために
第5 二章 嫉妬 阿部定事件
ペニスが女を狂わせる?
ジェラシーの真実
「阿部定事件」に見る女の嫉妬
嫉妬からの解放
三角関係をどう考えるべきか
体を壊すほどの嫉妬心
自分が相手を「信じる」こと
第6 男の嫉妬はもっと複雑なもの
女に浮気を告白されたとき
浮気を公認させた女
自分たちが「よしとする」関係
第7 妻を他の男にゆだねる快感
「刺激」は「嫉妬」を越えられるか
アイデンティティが揺らぐとき
どこまで一対一の関係を重視するか
第8 三章 葛藤
セックスは男がリードするもの?
相手のシグナルを読めない男たちは
男と女は「暗黙の了解」が大切
女も欲求を素直に出していいものか?
男が感じるプレッシャー
セックスを学ぶ場がない
第9 勃起への不安、ペニスの問題
男における「ペニスの問題」
女が抱えるプレッシャ
相手の好みに左右されないで
要求をどう伝えるか
男の弱み(仮性包茎)にどう対処するか
第10 オーガズムを感じたことがない女たち
セックスについて話し合う重要性
差し込み文書
コンプレックスはだれでもある
自分の「したいこと」は何か
抱かれる快感を得た男
彼に隠れてスリルを満たす
自分の常識は他人の非常識
一度は相手の願望につきあってみる
「葛藤」は「体験」によって克服できる?
第11 四章 自由
カップル間で、自由はどこまで許されるか
自由と責任のはざま複数愛は男間専売特許?
幅広く愛する男と優先順位をつける女
女だけに刷り込まれた特別なモラル
大人のカップルならではの「自由」
第12 相手の「自由」をどう考えるべきか
女が他の男とつきあうとき
私は「女」としてまだ通用する?
セックスフレンドは必要か
複数の異性とつきあってバランスをとる
用途別に男とつきあう
コミュニケーションのとり方は男女で違う
妥協はしても我慢はしない
第13 セックスとマスターベーションの関係
ひとりエッチに関するモラル考
マスターベーションで、より自由に
感じる自分を受け止められない
快感を得る自由を他人任せにしてはいけない
自由の果てにあった。不自由な感情
この恋を信じていいのか
自由の裏にもリスクがある
第14章 解放
心を解き放つとき
セックス観を見直すきっかけ
失恋が人生を変えた
新しい恋に飛び込んで
セックスは自分のペースで
自分を「解放」する歓び
セクシーな男性との一夜の関係
第15 テクニシャンな女になりたいなら
心の奥底にあった欲望
とまどう私とやめられない私
解放の先にあるもの
あとがき
第一章
「最後の恋」に落ちる男たち
★きっかけ
★大事にしたい思い
★誰もが抱く欠落感
★家庭での顔と男としての顔
★彼女しか見えない
★役割から逃れられない
★恋は感情を豊かにする
★楽な生き方はない
★恋にのめり込んでいく過程
第二章
悩める現代のアラフィフ世代
★男たちを取り巻く環境は激変
★妻の不機嫌が怖い男たち
★居場所を求めて
★相手の気持ちを測りかねて
★若い女性に弄ばれて…‥
★男が恋に落ちるとき
★恋の初期に、はしゃぐのは男?
第三章 恋愛感情とセックスに惑う 男たちの証言
★三十歳年下の独身女性にのめり込んで
★社内でひと目惚れ
★セックスに溺れて
★二股をかけられても別れられない
★SNSで中学の同級生と再会して
★再婚して幸せだったのに
★自分の恋心に気づいたとき
★プラトニックを貫き通して
★彼女に心が傾いた瞬間
★意外な場所で彼女に会って
第四 家庭での居場所がなくなって
★あちこちに?をつくように
★別れようと思っても別れられない
★彼女の夫によってすべてが露見
★いくら話し合っても決着がつかない
第五 四章 女たちから見た「最後の恋」と「婚外恋愛」
★アラフィフ男性と恋をする女性たち
★自分から誘い
★関係が変わるとき
★同世代妻の心理
★恋愛相手には「女」を全開
★夫婦は家族、恋愛は外で
★夫の恋愛がわかったとき
★疑惑があっても放っておく
★夫婦とは……
第六 五章「最後の恋」のゆくえと決断
★恋が終わるとき
★苦しくても耐えるしかない別れ
★自分から別れを告げて
★恋に未練を残すのは男
★離婚して再婚
★気遣い合いながらの再婚生活
★再婚したことを後悔
★未練と執着
★執着心にとりつかれて
★思い出だけで生きていける
★死んだ恋はよみがえらない
★あとがき
初めに
愛について、こうしたら愛されるとか、こうすると彼や彼女の気持ちを惹きつけられるといった、具体的な方法論があるわけじゃない。
いうまでもなく、愛は多彩で千差万別で、人それぞれによって好みも愛し方も違う。それに、たとえひとつの方法が見出されたとしても、それをみんなが一斉に使いだしたら、すべてが同じやり方になり、その方法自体、意味がなくなってしまう。
要するに、愛に決め手はないのだが、といって初めから投げ出し、諦めることもない。
たしかに、愛に絶対という方法はないが、代わりに愛について考え、想像し、学ぶことも大切である。表面のきれいごとだけでなく、男や女や愛について、その本質と実態を知れば、彼や彼女に対してもう少し素直に接し、それなりに理解し合えるのではないか。
第一章 恋して愛して
この章では、
男女の出会いから恋にはじまり、
互いに愛し合い、
ある場合は結婚まですすみ、
ある場合は不倫の関係に陥り、
さまざまな喜びと哀しみを経て、
ときには別れに至る。
その一連の流れのなかで生じる、
さまざまな問題について考察、描写された文章が集められている。
1 言葉の力
(1) 口説く
すべての恋は、まず自分の気持を正直に告げることからはじまる。なにもいわずに、相手がわかってくれるはずだと思うのは、自己中心的な怠け者にすぎない。
2 タイミング
男と女はタイミングである。行くと決めたら行くべきで、それに失敗しても、行かずに悔いるより傷は浅い。
3 恋の効用
恋すると、女は美しく、男は生き生きとしてくる。まさしく、恋はその人を内側から輝かせ、引き立たせる最良の化粧品である。
4燃えあがる愛
ともに燃え上がったとき、二人は愛の絶対を信じ、このままともに果ててもいいと思う。こんな熱い二人に、ありきたりな常識や道徳を説くのは、獣に道を説くのに似て無意味である。
5愛とエゴ
愛が深まるにつれて、エゴ(自我)も深まっていく。圧倒的な愛を成し遂げるためには、エゴイストという名の才能が必要である。
6 移ろう愛
強いと思われた愛も離れすぎると薄れるように、二人が近づきすぎても、愛は徐々に萎えていく。
7 結婚の実態
結婚することがハッピーエンドなのではない。結婚して夫婦ともに過ごすうちに。二人は確実に老い、やがて死にいたる。
その最後のとき、私は幸せだと思えたら、その結婚は初めてハッピーエンドであったと胸を張っていうことができる。
8 不倫の内側
恋の焔はまわりの条件が悪ければ悪いほど燃え上がる。
まさしく不倫はこの条件に適った煌めく焔だが、それを保つには圧倒的なエネルギーと、もっとも愛する人を愛して何が悪いという、反社会的な開き直りが必要である。
9 別れと再生
愛はいつか終りが訪れるが、といって悲しむことはない。たとえいっときでも愛したいという事実は、その人をより豊かにするし、そこから立ち直る勇気もわいてくる。
第Ⅱ章 女という性
この章では、
女性の精神と?、
さらにその行動から性の内面まで、
さまざまな角度から考察し、描写された
文章が集められている。
むろん一口に女性といっても、
生きてきた背景や体験から感性までさまざまで、
同じ言葉でくくれるわけでなはない。
それは承知のうえで、
なお女性を理解するうえに
参考になると思われるものが、
中心になっている。
1 女の武器
素直さも一途さも、知性も教養も忍耐力も、泣きごとも嘘も媚態も、女の場合はすべて武器になる。だがそれもつかいようで、下手なときに打算だけで使うと、自らの卑しさをさらすだけの、自分を傷つける武器になる。
2 女体の美
若いときは誰でも美しく、それゆえに、若くて美しいことは才能ではない。だから四十から五十、さらに六十から七十と、歳を重ねてもなお美しければ、それこそまさしく、美しいという名の才能である。
3 女の未練
愛しているから未練が残る。だがその未練の裏には、憎しみが反発、復讐など、さまざまな思いが絡み合っていることを忘れるべきではない。
4 結婚願望
とやかくいっても、女は確実に身近にいて、つねに愛してくれる男に傾いていく。さらにその男が結婚という形を示したら、もはや鬼に金棒である。
5 女と仕事
仕事に有能な女性と美しくセクシイな女性とは、必ずしも一致しない。ときにそれを嘆く女性もいるが、それだけ女性の生き方は多彩で、変化に富んでいるともいえる。
6 愛人の立場
結婚はしていないが、経済的に自立して、かつ深い愛にもつつまれている。こういう女性をフランスではメトレスというが、そこには暗い影はなく、むしろ自立した女性のプライドと前向きの意欲が表れている。
7 女の妖しさ
女のからだは微妙だが、精神は必ずしも繊細とは言いかねる。むしろある面では男より逞しく、だからこそ、女は生理、妊娠、出産という大きな嵐に耐えて、生きていけるのであろう。
8 女のからだ
女性は多彩で複雑で、常に流動的である。その動きは必ずしも論理的でなく、それがまた女の魅力となって、男たちを二重に驚かせ、惑わせる。
9 強き性
最も気の強い男も、もっとも気の弱い女性に勝てないように、どんなに秀れた理論家より、ごくごく平凡な女性のほうが、はるかにラディカルで革命的である。
第Ⅲ章 男という性
この章では、
男性の精神と?、
さらにその行動から性の実態まで、
さまざまな角度から考察し、描写された
文章が集められている。
女性に比べて男性はバラツキが少なく、
いわゆる型にはめやすいが、
反面、男性は意外に自らの内面をさらさず、
本音がみえにくい。
ここではその隠された心の内側に踏み込み、
男を理解するうえで参考になると思われるものが、
中心になっている。
1 少年の性
少年の股間には、自分で抑制のきかぬもう一人の男が潜んでいて、これの制御にエネルギーの大半を費やしている。
2 男の成長
性に目覚め、女性を知り、それに溺れ、自信を得ていくことが男の成長である。いいかえると、男はそれだけ性にこだわる性的ないきものである。
3 男の浮気
しかるべき経済力と自由度とチャンスがあれば、ほとんどの男は浮気する。もししない男がいれば、ごくごく稀な愛妻家か、女性に迫る勇気まではない、精神的な不能者である。
4 男の欲望
懸命に働き、地位を得て金を得る。その目的はただひとつ、女にもてて、素敵な女性を自分のものにすることで、原点を探れば、自然界のオスがしていることとなんら変わりはない。
5 男の夢
地位も権力も名声も、それぞれに夢見るが、その奥で男がさらに夢見ているのは、最愛の女性と淫らなかぎりを尽くした性の饗宴である。
6 男の本音
男は自尊心が強くプライドが高い生きもので、これを揺さぶられたときに最も反撥し、打ち砕かれてたときに最も深く落ちこむ。いいかえると、自尊心とプライドをくすぐれば、男を巧みに操ることもできる。
7 愛育する喜び
強く力のある男は、多くのお金と時間を費して、若く稚い女性を自分好みに愛育する願望を抱く。なんと馬鹿なことをと呆れる女性もいるが、女はそういう無駄なことをしないところが、男との違いでもある。
8 男の弱点
男は根は保守的で、そのくせいっときの感情に酔って見栄を張り、いい恰好をしてみせる。要するに情に脆く、泣き虫なのだが、それを見せずに強がる分だけ、心も体も疲れて弱っている。
第Ⅳ章 男と女のはざま
この章では、
男と女の違い、
とくに資質や心情、行動、
さらにセックスから結婚観の違いまで、
さまざまな面から観察し、描写された
文章が集められている。
むろん男と女は共通する面は多いが、
同様に異なる面も無数にある。
この根本的な違いを
まず知ることによって、
本当の意味で男と女は理解し、
許し合えるようになる。
1 資質の違い
男は瞬発力は強いが、持続する力では女性に勝てない。待つ力も耐える力も弱いから、つい先に手を出し、最初に暴力をふるったのはあなただ、ということになり、まわりも同情し、気がつくと男はいつか女の軍門に下っている。
2 心情の違い
男は自分に酔う。自分と環境と、近視と遠視との二人では、愛について語っても意見が合わないのは無理もない。
3 行動の違い
男は短距離走者で、女はマラソンランナーである。当然のことながら、初めは男が先行するが、中盤から後半は確実に女が抜いて、ゴールでは男はかなり差をつけられて、負けている。
4 性の違い
女の?はひ弱だが、性は多彩で逞しい。かわりに男の?は頑健だが、その性は直線的でぜいじゃくである。複雑な分だけ、女の性は導く男が必要だが、気が付くと、その男は女を悦ばせるだけの奉仕者となっている。
5 エロスの違い
快楽の頂点で、女はこのまま死にたいと願い、男は射精のあとで、このまま死ぬかもしれないと怯える。
6 結婚観の違い
結婚に当たって、女は愛を優先し、男は形を優先する。いいかえると、女は好きな男性となければ結婚を続けられないが、男は多少好きでなくても、結婚と言う形は保つことができる。
7 愛の違い
男の「君が一番好き」という台詞は、他に二番や三番目も少し好きということの意味だが、女の「あなた一番好き」はほぼ一人を意味する。要するに、男の愛は比較級だが、女の愛は絶対級に近く、そのあたりが男と女の揉める原因でもあ。
8 別れの違い
女は別れるまではおおいに迷うが、一度、別れると決めたら、もはや振り返りはしない。これに反して、男は別れるとは簡単にいうが、実際は容易に別れず、ただひとつ、男が毅然と別れるときは、後任がいるときにかぎられている。
第Ⅴ章 愛の万華鏡
1 セクシイ
美しい女は少なくないが、セクシイな女は少ない。同様に、姿のいい男は多いが、セクシイな男は少ない。なぜなら、美しさやハンサムは外見の問題だが、セクシイは内面から滲むものだけに、一朝一夕には成り立たないからである。
2 前戯
時間をかけて丹念に優しく愛撫する。性急で我慢のきかない男にはいささか苦手な作業だが、それが豊かなエロスへ通じる第一の扉である。
3 エクスタシイ
エクスタシイを満喫した女性と、していな女性とでは、男というものへの愛着と認識はまったく異なっている。同様に相手の女性をエクスタシイに導いたことのある男と、導いたことのない男とでは、女に対する愛着と怖れがまったく違っている。
4 後戯
情事のあと、肌と肌を触れあわせたまま燃えた余韻に浸っている。それこそまさにボディランゲージで、声に出す言葉はすべて不要である。
5 変貌
結ばれる度に悦びは深まる。このままどこまで墜ちていくのか、女は強しその深さを想像して目を閉じ、男はその怖さに怯えて目をつむる。
6 性の不思議
男女の愛は、性で結ばれた当事者の二人にしかわからない。その性の実態を知りもせず、二人の愛に介入するのは、本の知識だけで人間を知ったと思いこむ、学者の愚かさと同じである。
7 エロスの力
男女のあいだでは性愛まですすんで、初めて相手の実態が見えてくる。そこまで行かずに見える相手は、人間というより、外見だけで装われた人形にすぎない。
8 愛は不変
自然科学がこれだけ進んでいるのに、男と女は相変わらず、好きだ嫌いだと、つまらぬ痴話喧嘩をくり返している、といって嘆く人がいる。
しかしだからこそ人間なのであって、そういうところがなくなったら、単なるロボットかコンピューターにてなってしまう。
所詮、男女の愛は体験と実感でしか知り得ない一代かぎりの知恵で、それ故に千年も前もいまも変わらず、これからも大きく変わることはないだろう。
あとがき
一九九九年八月 渡辺淳一
はじめに、未来はおもうほど悪くない
五十は生き方が多様に
人生の中間点で
人生は後半がおもしろい
あれは人生の梅雨の時期
五十代は大きなステップの年代
先入観に負けてはならない
二〇一一年には、東日本大震災が
絆に感謝する、そんな時代の始まり
第一章 女五十代、人生の花道へ
○1元気を出して、シニアスタート 本の読み直しが元気をくれた
・更年期は葛藤を経て光年期へ
・歳を重ねることの美しさと幸せ
・五十代は「貯金」と「貯筋」
・「参加」と社会的つながり
・江戸時代だってシニアスタート
○2願いの貯蓄 欲求する力
・願いを実行する
○3発光する頭脳 生活の重みから発想
・加齢によって脳も進化?
○4「尊厳生」を求めて プライドを支えて
・「尊厳生」の思想
・社会への遺言
○5人生への再挑戦 高校生になりたい!
・学び始め、学び直しの時
・幸福と不幸を捩(ねじ)り合わせて
第二章 絆の発見、感謝の時
○1母を偲び、運命を思う 愛情は遺伝する
・母を愛する理由
・母親像も時代の変化を受けて
・敗戦の年に生まれた赤ちゃんが、六十五歳に!
○2母親は最後まで人生の師 困った時は助けてもらった
・「親風吹かすのよ」
○3家族が崩壊しないために 優しかった義母の他界
・認知症がすすんで
・夫はキーパーソン
○4感謝が生む家族の絆 父親と夫、二人の優しさ
・夫と母親の板挟み
・今日もまた三つの背中が
○5仕事を守り、親を守る 世代をつなぐ流れの中で
・姑は恩人
・休職の決意
・「立派なお骨です」
第三章 夫婦もまた新しい季節
○1元気を出して、シニアスタート 本の読み直しが元気をくれた
・妻も変わる!
・夫婦の十字路
・人生の意味を求めて
・亭主元気で留守番がいい
・八人の仲間あり
○2度胸の女房、ちょいとホレ直し 高い理想と過酷な計画
・修行僧のような日々
・天に恥じないように
○3純情オジジの愛妻物語 妻が先に倒れたら
・昨日まで元気だった!
・罪滅ぼしか愛情か
・待ってました! 純情オジン
・カイゴメンの時代
・愛情の尊さを
○4温泉に行って、愛を養って! もう一つの体温が…‥
・妻こそが「元気よく機嫌よく」
・これもまた夫婦のロマン
・夫のプライドを守る妻の手
・老いてこそ夫婦本番
○6妻の人間宣言 半年でプライドを捨てよ
・介護する妻への暴力
・立ち上がった妻
第四章 優しさという宝を抱いて
○1ヤンババは純情満開 初孫ちゃんがやってきた!
・「孫可愛い陣営」に陥落
・三十年前と変わっていないのか
・純情オババ、研究会を立ち上げた!
・実現するか、この提言
○2オババの道も楽じゃない 正しき? オババの知恵
・世間の常識と闘う
・みんなニコニコ
○3あのオシジジが泣いた 妻の仕事を嫌って
・オジジの涙
・「うちの人、変わったのよ」
・孫は大泣きした
○4このオジジが笑った 怒りの四十代と五十代
・奇跡が起こった!
・オジジも笑っている!
・人生の落とし物を拾う
・一人の人生を救えば
○5愛情は遺伝する? おばあさん伝説
・すばらしきは女の友情
・老いて自立する愛の深さ
・老いたればこそ冒険
○6優しさという宝を抱いて 忍耐力の持続を
・「老いの神話」に負けない
・晩節を守って
2012年5月30日発行
著者 沖藤 典子
プロローグ 私のたちに訪れた、生き方 の転機
哀しみに同化するよりも、サバイバルすることを考えた
避難する自由としない自由、「自分だけが」という罪悪感
諦めと思考停止
「人間は抑圧し抜くと、抑圧に慣れる生き物」なのか?
社会を変えるチャンス到来? 上野流フェミニズムに解を求めて
第1章 3.11以前のリア充女のサバイバ ル1
民主主義と戦闘性の源は「小学生共闘
自由を得るために、体制側の論理を学ぶ
旧男類を黙らせる、技術としての「女装」パワー
武器としての文化資本
家父長制と女/上野千鶴子の場合
「女の子の居場所は助手席」のウソ
第2章3.11以前のリア充女のサバイバル 2
「女を排除する論理」を目の当たりにした会社員生活
おカネと研究、おカネと文化における「黒いネコと白いネコ」
「泥にまみれておカネを取る」というニヒリズム
クリエイティブの世界も、学歴偏重のオヤジ社会
3.11以降明らかになった、クリエイタ―誤謬の
第3章 女と女の溝、女と男の溝
「フェミでも、オシャレしていいんですか?」
エコ系フェミニスト、母性礼賛系フェミニストとの相性
「お母さん」への反発と大同小異
強制モラルを強いる、母という役割強制モラルを強いる、母という役割
閉ざされた子育ての憂鬱をタックルで吹き飛ばす
子どもかキャリアか。女の生き方を分けた百恵ちゃんと聖子ちゃん
披露宴でのパワーゲームで、オヤジの攻撃をいなす方法
フェミズムの系譜、反逆のDNAを持つ二人
第4章 女のサバイバルを阻む 病
フェミズムとネオリベの、決定的な違いとは
カッマー型のアプローチの限界
構造の問題と認識するが、フェミニズム
おカネは自由の条件ではない? おカネは自由の条件ではない?
「承認欲求」という病
ルサンチマンを発散し始めた女たち
子どもに犠牲を強いる、母というエゴイスト
母との相克を語られるようになった女、語れない男
「ロマンチッククラブ」への根強いニーズ、その理由
第5章 幻想大国ニッポンの恋 愛と結婚
ザ・幻想カルチャーは日本人の十八番?
男と女、恋愛における妄想カルチャー
結婚の制度疲労と、フェミニストたちの結婚
子ども部屋から出たがらない若者が増えている
継承すべき文化を失った「成り上がり」の悲しさよ
地雷の上で、「絶対の安心」「絶対の信頼」を求める不幸
ネオテニーなニッポン人が、大人になるとき
第6章 快楽とセクシャリティ
タブーと結びついた、初めての「光合成」体験
性の眼覚め、『セクシィ・ギャルの大研究』への道程
「性」という親離れの推進力
『ハイト・リポート』が明かした、女のマスタベーション
マスタベーションと相手のあるセックスは「別腹」である
セックスの頻度とその人の幸福感。その相関関係は?
「生涯に性交した相手は3人以内」という事実
セックスよりも強固な、マスタベーションのタブー
自分の女の体を愛することと、アンチ挿入主義
多様性を楽しむ、セックスのすすめ
「予測誤差」があるほど快楽の刺激は強い
マグロ化する男たち。果たして人生の果実は得られるのか
男と女がイーブン、かつ、気持ちいいセックスを求めて
第7章 加齢という平等
加齢は誰にも選択できない
30代後半から40代にかけて、女の性欲はマックスになる
更年期について語り合わない、女心のトラップ
抗うべきか、女の賞味期限
「頭を下げてでも」という熟女の新機軸
半径3メートルのストレスフリー
ベストセックスは、生涯を回顧したときにわかる
日本人の性愛コミュニケーションの質
物語性をなくした老いらくの性欲は、純潔なるものか
加齢とセクシャリティ、エクスタシーの到達点は?
第8章 ニッポンの幸福問題
「最強の社会関係資本は地縁と血縁」は本当か
「絆」の二面性。助け合いと縛り合い
トラネコカップルの幸せ
「不安」の増大と、村上春樹の小説に見える男子の受動体質
3.11であらわになったオヤジギャルの真実
テレビと大衆と原発と
テレビ不信の一方での「強いヒーロー」待望論
リセット願望と鎖国メンタリティ
失敗を恐れる「前例がない」ロジックの閉塞感
おひとりさま最期を支え抜いた、30人の女たち
血縁よりも、女たちの選択縁が、女を救う
第9章 3.11以降のサバイバル 術を考える
ラン・ランに見た日本の近代文化史
滅びゆく種族になるのか、「好奇心」と「遊び」を味方にすねか
「村の外人戦略」というサバイバルテクニック
上野千鶴子式「省エネ殺法」
女化することに新天地を見つけ始めた男たち
異形細胞のススメ「社長になりなさい」
応援団作りとソーシャルネットワーキング
「芸が足りなくて、申し訳ありません」
気の弱いDNAの持つ主が進言する、「年に一度は旅に出よ」
女の生存術はボーダーレスである
寂聴さんに学ぶ、予測誤差への対応能力
美魔女のくびれたウェストより、女を輝かせるものは
「生きていて良かった」という実感を得るために
・問題は、何歳までセックスをするかということ
・女性を苦しめてきた定説「更年期以降こそ性生活を楽しめる」
・恋愛は、子宮ではなく脳でするものであるしたくてもできないのとしないのとでは大違い
・男性から見た女の更年期
・変わらないといえば変わらない
・大切なのはお互いの思いやり
・真面目な人ほど、性の問題を乗り切るのは難しい
・「年を取ったら、足し算になるつき合いにしたい」
・ある人妻の告白
・青春時代の八年を費やした妻ある人との恋
・最初の”作戦”が大成功で一ヶ月に一回は会っています
・五十過ぎでも求めてくれるのは本当の私を好きでいてくれるか
・セックスは、ふたりの年齢を足した和が百歳までにとどめたい!?
・性に縛られることなく晩年を送れるのも幸せ
・代わりになる男がいないから別れられない
・夫の手を握るのも嫌、部屋をシェアしているだけ
・ホルモン補充療法
・HRTを危険と決めつけるのはおかし
・手入れを怠らなければ、古くても使用可能
・更年期のキーワードは「ときめき」です
・更年期、最大の要素は気質因子
・「更年期を障害なく乗り切れたのは漢方をやっていたからかな
・自分の身体に、もう少し頑張れと後押しするのが漢方
・冬の間に薬を飲んで養生すれば一年中元気でいられる
・性交痛に悩み続けて
・「私、三十代の頃から性交痛があったんです」
・毎日したら痛みはよくなるのかと呑気に考えていた
・年下の彼とは手を切って新しい恋人との交際をスタート
・「数年待ってくれ」といわれてから痛みがひどくなって
・性交痛をめぐる問題
・女性が女性であることをやめるかどうかが分かれ道?
・セックスレス、最大の原因は性交痛
・男性にもう少し努力してもらいたい
・性生活について、もっと自然に語り合う場があれば
・十二歳年上の恋人の自殺未遂騒動
・「あれは僕を脅かすための狂言なんですよ」
・過剰にセックスに依存する彼女に違和感を覚えて
・コントロールできない力に操られた結果?
・若々しい美肌を保つために
・閉経すると急速に変わる顔、食い止める手立てはあるのか
・メスを入れるのではなく皮膚そのものに活力を与える方法
・表情豊かに生き生きと過ごし、基本的な洗顔は怠らない
・「国際結婚した夫と離婚して今度こそやりなおしたい」
・夫とうまくいかなくなって日本人商社マンと恋愛関係に
・妻を使って突然の電話にひどいショックを受けた
・アメリカに帰ったら待っていたのは地獄だった
・ホルモン補充療法の効果
・いよいよ始まった性交痛、悩んだ末に病院へ
・一番つらいのは不定愁訴、嵐が過ぎるのをベッドで待つ
・喉の腫れも貧血も気づいたら緩和されて
・森瑤子さんの思い出
・「この頃、ドキドキするような男が現れないのよね」
・あの身の内に秘めた強靭さは更年期特有のものだったのか
・セックスの最中に目を開けている主人公
・現代は、更年期こそが女性にとっての厄年?
・ 友人に「恋人」の話を聞かされたものの…
・「あなたに指一本でも触れたことがありますか」
・女の強い思い込み? と納得できる彼の理屈
・セックス奉仕隊に求めるもの
・相談者は圧倒的に主婦、気真面目な人ほど悩みは深い
・すっかり気が合って結婚したカップルも
・「離婚はできないけれどセックスはしたい人」のリハビリ
・「私はとにかく、女性のよいところを褒めます」
・女の身体の”進化”
・悩んだ果ての遊びもある
・同窓会で再会した人に夢中になって
・次は娘の家庭教師と電光石火の速さで
・「扉を開けた女性だけが進化していのよ」
・思いつめて上京してきた遠縁の女性
・「知ってしまったらもう駄目です」
・誰かとセックスすればふんぎりがつく
・不倫相手と別れて
・不倫相手の妻が自分の教室の生徒に
・便利だというだけの理由で自分と付き合っているのでは
・妻ともセックスしていることが許せなかった
・「もう一生セックスできないのかなあ」
・ハプニング・バー
・五十代とおぼしき女性が着物姿で来店する
とにかく自由なので”風俗”とは違う
・年上の女性は甘えられるし、恥じらいが愛おしい
・「高校時代の先輩と結ばれちゃいました」
・結婚相談所
・初めから、”保険”がかけられているようなもの
・その人と腕を組めるかかが重要な決め手
・男性は「若くてきれいな人」、女性は「安定した経済状態」
・会費を払う方が義理に縛られる心配がない
・夫がセックスをしている間週刊誌を読んでいる妻
・「再婚するかどうか迷っているの」
・彼からの要求に思わず絶句してしまい
・注文の多い女
・セックスについての注文は相手に伝えたほうがいい
・「考えても仕方ないので他の男と寝てみたの」
・再会相手の手を握り返してホテルヘ
・もっと体重をかけて、といいたいのだけど
・セックスの重み
・できるときに楽しんでおかなくちゃ
・どうしてもひっかかる一点のこと
・本当に肌を寄せ合うだけの価値のある男なのか
・相手を傷つける発言だけは控えるのがルールなのでは
・無気力、虚脱感の原因は果たして何なのか
・「悪くなる前の予防の段階で来てくださっていいんです」
・主治医を決めてその人とともに戦う
・独り歩きしすぎている? 「更年期障害」という言葉
・充実した夫婦間のセックス
・同じ相手セックスをし続けて
・童貞と処女が結婚したんです
・女房の身体を抱くだけで分身のように愛おしい
・あたしが捨てたら他の人はいない
・若い恋人の将来を選択したジヨアン
・彼女のセックスの欲求が怖かった
・年を重ねるほど、彼女の人間的魅力に惹かれた
・「あなたとセックスができなくなったのが悔しい」
・あらたな性の目覚めに向けて
・八十歳になったって女は女、セックスの問題が存在する
・更年期世代の女性は”ニューヨーク”を目指すべし
・不倫関係をどうするかが一番の問題
・女の終焉を迎えることの危機感に根差してい
・あとがき
まえがき
第一「女が男を棄てる時代」の到来
―意識において男性を凌いだ女性たちの苦悩
なぜ妻が出て行ったのかわからない夫たち
「あの鈍感さが、たまりませんでした」
二人でいることの孤独や屈辱より、一人で生きるほうがいい
なぜ、エリート社員の夫を捨てるのか
見捨てられはじめた”家族生活不適格人間”
なぜ、私の母は八人の子を捨てて駆け落ちしたのか
離婚の恐怖に打ち震えながらも、なぜ…‥
決断――捨てられる前に捨ててしまおう
『人形の家』のノラの胸に燻(くすぶ)っていたもの
苦悩する現代のノラたち妻には、『生活』はあっても『人生』がない!
――どんなとき、妻は夫に”やりきれなさ”を感じるか
夫婦間に欠落してしまった”男と女の関係”を求めて
とりとめのない不安と悩みに苦しむ妻たち
〈ケース・1〉幸せなのに”心の渇(かわき)き”癒(いや)せぬ妻
何ひとつ不自由ないのに、虚しさが漂ってくる
陽だまりのなかで枯れ果てていような恐ろしさ
“男には、七人の敵と同時に八人の仲間がいる”
〈ケース・2〉私はセックスつき家政婦じゃない
なぜ 姑は、こんなに干渉するのだろう
男の正体は同棲じゃ分からない
セックスを断ったら、いきなり殴られました
新婚といえども。二人のセックスは六年も続いていれば、もう新鮮なものではありません。
自分の中に、ひどく好色な血が流れているような気がする
マザ・コンの夫に絶望しながら‥‥
私にも生きている手応えが欲しい
目の前で苦しむ妻よりも世間体を気にする夫
他人の手の温かさに、思わず涙が
ウェディング・ベルは彼女の心の弔鐘(ちょうしょう)だった
心地よさの条件がまるで違っていた
夫にないものを持った男に抱かれて
手の甲を擦りあわせるような違和感は、どこからくるのか
この不決断の責めを負うのは、自分自身ではないのか
私は浮気できるような女じゃない
出産直後に浮気されて母乳があがる
夫は、妻が愛していないことを見抜いていた
「この人には情緒というものがあるのだろうか」
愛は醒(さ)めたのではなく、最初からなかった
人を欺(あざむ)くことはできても、自分の心だけは欺けない
〈ケース・5〉浮気願望とともに、夫の死を願う妻
紙版画教室に通っても、満たされない日々が続く
夫の思いやりのなさに、急速に心が冷めていく
初恋の人の夢を見て、その余韻に浸る妻
夫が早く死んでくれないかなぁと思います
生きている実感は、浮気の夢のなかにしかない
なぜ、結婚への期待は虚しかったのか
今、女が乗り越えなければならない三つの障害
――結婚幻想、貞淑、母性愛に、もう縛られない
(1) 結婚幻想と”妻の座”の正体
――結婚は精神の避難場所ではなく、新たな試練の場
1・期待過剰がもたらす悲劇
結婚してみたら、満足した分だけ不満が見えてくる
結婚”よりも結婚式の方が大事だった
自己の心を裏切っていなか
2・孤独感と倦怠感(けんたいかん)はどこからくるか
結婚とは情熱を削(そ)ぎ落していくプロセスでもある
自分を評価してくれる人が”家”の中にしかいない
3・夫の胸の燻(くすぶ)りが分かるか
妻と役割を交換してみた夫の感想
勉強している妻に嫉妬する夫
――古い倫理観から脱して煌めく性を求める妻たちの叫び
1、 妻たちが性に求めているもの
1・結婚幻想の正体は何か
夫との交わりは、心まで燃やしてくれない
2・性の倦怠とクーリッジ効果
なぜ、出産を契機に夫婦生活が変わるか
「女房と畳は新しい方がいい」という科学的根拠
3・妻たちの浮気願望とその実態
「純粋であれば、倫理観や常識にこだわらなくていい」
男と同様に、女も”家庭を壊さない浮気”がしたい
4・技術を超えた性愛の極致とは
若い頃のスキン・シップが中年期以降の生活を支える
「性交後の二〇分は、性交そのものよりずっと大事
自分のためにセックスに気づき始めた女たち
1・三歳児神話の崩壊
子どもへの愛と束縛感に葛藤しつつ
“母親”と”母”は区別して考えよ
働き続けた私への娘からの回答
2・過保護、偏愛。マザ・コン
女が女の不幸を再生産していく悪循環
なぜ、母親は娘より息子を偏愛するのか
3・子どもにとって「母の犠牲」とは何か
「子育てが終わったら‥‥」では、何もできない
子どもへの愛が、ある日突然、憎しみに変わる
―――”夫に養われる身”から”自分に生きる”女へ
(1)”くれない症候群”からの脱出
―――「夫はわたしをまんぞくさせてくれない」と悩んでも。何も解決しない
結婚生活の羅針盤(らしんばん)を自分で探すしかない
あなたは”くれない症候群”を起こしていないか
夫に刺激を与えるような会話ができますか
なぜ「何もやっていいのか分からない」のか
家族に迷惑をかけることのすすめ
夫の告白「女房も自由にやってほしいんだよ‥‥」
夫と妻は『人生』のパートナーでなくていい
妻が求めるのは”女房業”以外のところでの評価
あなたはマイナスの評価に耐えられるか
――生きがいとしての仕事と、家庭を両立させる方法を求めて
なぜ主婦経営者が続々と誕生しているのか
「主婦でもできる」から「主婦なればこそできる」へ
“いい女”になっていくための五つの条件
「心を軽やかにするのは、一見無益に思われるもの」
「ネット・ワーク家族」とは何か
“平和なる別居(ピースフル・セパレーション)”を実践する夫婦
「セックスがしたい、それも気が狂うほど激しく」
狂おしい気分
出会い系サイトから始まった恋の明暗
セックスしない女は女じゃない?
マスターベーションが日課に
人肌が恋しい
私の価値はいくら
機会があれば浮気しちゃうかも
メル友と昼間のホテルへ
イケない女は女じゃない?
男を買ってしまいました
出張ホスト
オーガズムへのこだわり
女として不完全
乱交パーティ
またまだ女を降りたくない
ハプニングバー
情と肉欲がベストな割合
親友の夫との関係に溺れて
「したい」と「好き」
裏切った女と、裏切られた女
女のしたたかな欲望
人生を変えた家庭教師
女の性が私を引き裂く
出産を機にセックスレスに
獣のようなセックス
終わりのない「女」への執着
夫の甘えを支える
コンプレックスと孤独
禁断の関係に、天国と地獄を味わう
男がいないと女はだめ?
十年ぶりのセックス
もう一度、夫を愛し直せた不思議
肉体関係か、心の絆か
今さら夫とはむずかしい
不倫相手の退職
妻が抱かれるのを見た
四十歳過ぎからのセックス
セックスに「常識」はない
同性愛の激しい快感を覚えて
同性との初めてのセックス
出張ホストに恋してそこそこの幸せ
三時間のデートで三万円
激しいオーガズム
目の前の喜びをとりたい
夫婦のセックスを取り戻す
夫の隠し物
初めてのスワッピング
夫に恋するように
一線を越える勇気とためらい
二十一歳の歳の差
「しばらくあっちで暮らす」
身体中が溶けていくよう
こぼれた苦悩の涙
新しい生活に踏み出す
やり直してみたい
四十代女性たちの「今」――まとめにかえて
女として見られなくなることへの不安
二〇〇七年三月 亀山早苗
2 討論や、聞き取りの場面で、もっとも多く出会ったのが、男と女では「ちがう」という理由づけであった。
3 本書のもととなる講義が行われた岡山は、男女ともに、結婚年齢が全国平均と比べ、随分と低い県である
4「異化」ということに関連して、論点を一つ付け加えておく。それは、同性愛の問題である。性差・個体差に関連して、この問題が重要な論点を提起する
5 性・セックスの問題と関わる論点を三つ取り上げ、社会科学の基本問題とも絡めながら、「ままならない」ものに対処する「つくりごと」を、「異化」すること
遺伝子が語る
1 生き物としての女性と男性
一 もっとしなやかに、もっとしたたかに――性の存在理由
2 有性生殖の贈り物
二 変わりて男子となる―性の分化
1、 性の分化のあらすじ
2、 遺伝子の性
3,性腺の性
性ホルモンの化学構造式
出生時男性として判定されて男性として育てられると、男性としての性自認が形成されます。
思春期になって、卵巣から多量の女性ホルモンが分泌されると、身体は女性化しますが、それでも男性としての性自認は崩れず持ち続けていく例もあります。一卵性双生児の男児の一人が、包皮切除術中の事故でペニスを失いマネーのいる診療所を訪ねた時の話もあります。
ペニスを失った男児に対して、女性として性の再判定が行われ、一才九ヶ月で去勢後女性として育てたという報告です。一次性徴の他はほとんど違いがなかった小児期から、性ホルモンの働きで二次性徴が完成し性成熟期へ移行する時期が思春期です。
女性の二次性徴は、乳房のふくらみではじまります
男性の第二次性徴は、まず精巣つまり睾丸が大きくなることから始まります
思春期には、包皮をむいて亀頭を露出させてペニスの発育を促し、恥垢を貯めないようによく洗ってください。
思春期やせ症は増加している
思春期やせ症のはじまるきっかけ
思春期やせ症は単なる節食の行き過ぎではない
思春期やせ症を育てる社会化環境
一、 器質的インポテンツ
二、 性拒否&セックスレス&オーガズム&インポテンツ関連性は
仮性インポテンツ(性行為中での中折れ)改善方法
機能的インポテンツ
インポテンツの男性の性格特徴
インポテンツで病院を訪れる男性(患者)と女性(妻)の態度
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