思春期における性の分化は、ほとんどのヒトが身体で感じることができます。一次性徴の他はほとんど違いがなかった小児期から、性ホルモンの働きで二次性徴が完成し性成熟期へ移行する時期が思春期です。
でも思春期がどうして始まるのかについては良く解っていません。とにかく性中枢のある視床下部や大脳辺縁系が成熟する必要はあります。例えば幼児虐待小人症(Money,1980,同訳、p67)のように、ストレスのため成長ホルモンや性腺刺激ホルモンの分泌が抑えられて思春期が遅れるヒトもいます。
思春期になると、下記図二のように視床下部から性腺刺激ホルモン放出因子の刺激で、脳下垂体から卵胞ホルモンや黄体ホルモンという性腺刺激ホルモンの分泌が促されます。卵胞刺激ホルモンは、女性では卵巣に働いて卵胞の成熟を促し、卵胞ホルモンを分泌させます。
男性では、精巣に働いて精子の発育を助けるとともに、わずかな量ですが卵胞ホルモンを分泌させます。黄体ホルモンは、女性では成熟した卵胞に働いて排卵を起こしますが、男性では、精巣に働いて男性ホルモンの分泌を促します。
なお女性には黄体ホルモンといって、排卵後に作られる黄体を維持し黄体ホルモンの分泌を促す作用をもつホルモンを脳下垂体から分泌されています。この視床下部―脳下垂体―性腺の機構が発動して、女性では卵胞ホルモンと黄体ホルモンという二種の女性ホルモンが、男性では男性ホルモンが多量に分泌されて、第二次性徴とよばれる思春期の身体の変化が現れ始めます。
思春期は、女性が一年位早くはじまります。女性の場合、性成熟には図二のように複雑なホルモンの周期的な分泌パターンの性周期を完成する必要があるので、男性に比べ早熟で、しかも遅出来です。
図二 性周期
女性の二次性徴は、乳房のふくらみではじまります。ついでうぶ毛のような陰毛がはえ、身長の増加がピークとなり脂肪がついて丸みのある身体になってた頃月経がはじまります。これを初潮といいます。
乳房発育、陰毛出現、脂肪の沈着はいずれも卵胞ホルモンの働きです。女性の性周期は、脳下垂体の卵胞刺激ホルモンの作用により卵巣で卵胞が成熟することからはじまります。成熟した卵胞は卵胞ホルモンを分泌し、子宮内膜を増殖させ、最後に黄体ホルモンが働いて排卵を起こさせます。
排卵後に、卵巣では黄体が形成され黄体ホルモンが分泌されます。卵が受精せず子宮内膜に着床しなければ排卵より約二週間後、子宮内膜がはがれて出血する月経という現象がおこります。
月経のメカニズム
○1卵胞期
卵巣では、原始卵胞の中から数個の卵胞が成長し始め、やがて成熟卵胞へと変化する。この成熟卵胞から分泌する卵胞ホルモン(エストロジェン)の作用で、子宮では内膜の厚みがましていく。
○2排卵期
2週間ほどすると、左右どちらかの卵巣の最も成熟した卵胞から卵子が飛び出す。これが排卵。卵子は卵管に取り込まれる。ここで精子と出会い受精すれば、受精卵となって子宮へ向かい、着床すると、妊娠が成立。受精しなければ、約24時間で卵子は死んで、分解・吸収される。
○3黄体期
卵子が飛び出したあとの卵胞は、黄体と呼ばれる組織に変化し、黄体ホルモン(プロジェステロン)を分泌する。この作用により、子宮の内膜はますます厚くなって、受精卵が着床しやすい状態になる。受精卵が着床しないと、黄体はしぼんで白体となり、黄体ホルモンの分泌は急激に減る。
○4月経期
黄体ホルモンの分泌が衰えると、子宮内膜の血管に変化が起こり、血液の供給をストップする。こうして内膜の一部が壊死すると、はがれ落ちて血液とともに膣から排出される。これが月経である。
初潮は平均約一二才頃に見られますが、最初は排卵がないことが多く、きちんと性周期が確立するのは一八才頃までかかると言われております。排卵後黄体ホルモンの体温上昇作用で、起床時に測定する基礎体温が上昇します。きちんと性周期が確立しておれば、女性の基礎体温は図二のように二相性をとります。排卵後の月経時には、子宮内膜で産出されるプロスタグランディンという物質の作用により痛みや下痢、むかつき、頭痛などの月経困難症が起こることもあります。
また、月経前緊張症といって、むくみ、便秘、眠気や落ち込みなどの気分の変化を排卵から月経までの黄体期に感じることがあります。性周期による変化なので、心配しないで無理をせず生活しましょう。
男性の第二次性徴は、まず精巣つまり睾丸が大きくなることから始まります。脳下垂体の性腺刺激ホルモンが精巣を刺激して精子を作り始め、また男性ホルモンが大量に分泌させます。この男性ホルモンの働きで、ペニスが大きくなり、陰毛やひげも生えてきます。
さらに筋肉や骨格の発達をうながして声変りもおこります。精巣で作られた精子は、一時精巣上体に貯蔵され、その後精管を通って精のうに運ばれ、精のうと前立腺の分泌液が混ざり合って精液になります。下記図一を参考にしてください。
この精液を初めて尿道から外へ出すことを精通現象といいます。精通現象は、睡眠時に性的な夢を見たりして射精する「夢精」や、自分でペニスを刺激する「マスターベーション」、他に、「昼間遺精」や「性交」などによります。以前は夢精が多かったのですが、最近はマスターベーションによるものが増加しています。
男性の性成熟は女性に比べ単純で精子を作り射精することで完成しますから一五~一六才までに終わります。しかしペニスはその後も発育を続け、発育と共に、ペニスの先端の亀頭が包んでいる包皮から露出しはじめます。初めて包皮をペニスの根元に下げて亀頭を露出する時は、粘膜がはがれて出血したり痛みがあります。
慣れるまでは、露出した亀頭も痛みを感じるものです。
思春期には、包皮をむいて亀頭を露出させてペニスの発育を促し、恥垢を貯めないようによく洗ってください。どうしても包皮から亀頭がでない真性包茎や、ペニスの先端が赤く腫れて排尿痛があったりする亀頭包皮炎のある男性は手術が必要です。勃起時には亀頭が露出する仮性包茎は、手術は必須ではありませんし、思春期には仮性包茎の男性がむしろ多いぐらいです。
思春期には、これらの身体変化とともに、異性に対する関心や接触欲、性的興奮などの性意識が発達してゆき、マスターベーションや性交などの性行動を行うようになります。もちろんこのような性意識や性行動など思春期におけるセクシュアリティは、社会や文化による後天的な影響があって初めて身につくもので、けっして本能といえるものではありません。
このことは、一八世紀末に発見されたアヴェロンの野生児ヴィクトールを観察したイタール医師の報告で示されています。野生児には性的関心や性行動は認められておりません。
ヒトはこのような思春期を経て性分化を終了し性成熟期にいたります。性成熟期には性行動の機会も増え、大脳皮質の発達とともに学習によって獲得したヒト特有の高度なセクシュアリティが発達してゆきます。さらに女性では更年期になると卵巣機能が低下し閉経をむかえ、また男性でも遅れて男性更年期とよばれる精巣の機能低下が訪れます。高齢化社会を迎え長期化したヒトのライフサイクルの中で、セクシュアリティの問題は手を変え品を変え生きていく限り続いて行くものといえます。
差し込み文書
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そのセックスの内実が夫婦のコミュニケーションツールとして活用できていないことが大きな問題と感じる。性生活を豊かなものにするためには、セックスの快感を愉のしみ合うというセクシュアリティがあれば揺るぎない夫婦関係が生まれるし、不倫・浮気などによって離婚問題を引き起し、子供の貧困化などが避けられる可能性が高くなる。
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自然に男が惹かれる女の条件は「美貌と色香」「性欲も高く性的反応がいい」「究極の締まり具合のお〇〇こ」というようなすこぶる即物的で露悪趣味なものだが、これら条件が欠けている普通の人々は生涯オーガズムを知らないまま、一生を終わる人達がいる。
オーガズムを分析すると猥褻(ワイセツ)表現となるが、肉体、精神理論に基づいて説明するとこうなる。
膣腔は擦傷の痛みにも鈍感であり、快感もさほど得られないことはよく知られている。では快感という心地よい感覚はどこらへんから来るものかといえば、クリトリス裏側、膣腔外側の性感帯、子宮噴門部の性感帯、子宮という性感帯、卵巣の性感帯に分布し「セックステクが上手い」「持続力がある」「ち○こがでかい」ペニスが変幻自在に上述の性感帯に刺激と興奮を与え続けることで、エクスタシーに達すると大脳辺縁系からアドレナリンが身体全体に放射されることで女性のオガィズム(不随筋肉痙攣)という現象が発生するのだ。
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つづく 思春期やせ症―性・セックスの回避