サイモン・アンドレアエ/沢木あさみ=訳
古代人の性生活
ミシガン大学のローラ・ベツィックはダーウィニズムを信奉する才能豊かな人類学者である。彼女はここ10年、男性の性衝動の歴史に関する研究を続けてきた。ピトケアン島のエピソードは、彼女をまったく驚かさなかった。
男というものは、富と土地がある限り、それをめぐって争いを繰り広げ、やがてそのエネルギーが、女を獲得することに向けられるようになる。しかも身分制度と奴隷制度があった古代帝国では、他の人間の身柄を拘束することには抵抗がなかった。
差し込み文書
アンジャッシュの渡部建の不倫報道
2020年6月11日発売『週刊文春』で報じられた、アンジャッシュの渡部建の不倫報道は一般的な“不倫”ではなく多目的トイレというゲスさに世間は驚いたが、一般社会でも多く見られ左程驚くことではない。どんなに可愛い奥さんでも、普段仲が良くても、本人の有り余る性欲の持ち主既婚者と知り近寄ってくるゲス女とそのプレイをしないと満たされない性癖の渡部建との違いはなく同じく顔を公開し晒さらされてもよい案件だ。何も知らなかった妻の佐々木希さんはどんなに絶望的な気持であろうかと推敲される。
金があって自由時間あり気に入った女が言い寄れば世の中の大勢のモテ男達の食指を止めることはできないのだ。或いは恋愛依存症的性欲旺盛な女達もその乱れ切った恋愛やセックス快感の食指を止めることはできない深い性的悩みだともいえる。このような行為は社会的制裁、法的措置が取られるので長続きできないし、悲惨な結果が待っている。
一瞬夢みる放恣(ほうし)な姿態、姦通
男と女の性愛がどういうものであるかを知っている女にとって、誘惑者のことばは、たとえ精神的なことしか語らなくても、すべてベッドにつながって、妻の心は落ち込んでゆく。不倫に踏み切る時の妻の状態は、十人が十人同じもので、要するに好奇心に負けたのである。秘密を持つということが、単調な妻の生活に、精神の緊張を与える。
女が一番いきいきと魅力的にみえるときは、ある目的のために、ウソをついて、必死に演技するときだろう。
人妻を満足させるほど、人妻を姦通への誘惑に引きずり込むため、情熱的になってくれる男は、どちらかと言えば、精神的プレーボーイで、人妻をものにするまでの過程を愉しんでいるのであり、ものにした女は他の多くの女同様、大して珍しくも美味しくもない女なのを知っている。
妻たちの深層心理
性を重要視し、性が人生の中で最大の関心事のように考える風潮は、マスコミの扇動のせいもあるけれども、それに乗せられやすい女たちの浅薄さのあらわれで、今の人妻の多くは、自分から性の自縄自縛にかかっているようなところもある。
夫の浮気が、感覚的に許せないといって一度や二度の、あるいは、ある時期の夫の浮気以来夫との性交渉を断つというような、潔癖な妻は滅多にいるものではない。
ある時期、思い出すたび、口惜しさと、不潔感に、泣いたり、わめいたりしても、いつのまにか夫を受け入れているし、男とはそんなものだというあきらめで、あきらめてしまっている。
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バビロンのハンムラビ王は
数百人の“奴隷妻”をもっていた。アステカとインカの王たちになると、その数は4千にも及んだ。インドの皇帝ウダヤマは1万6千人の女を火で囲い、官官に見張らせていた。
それも不思議なことはない。古代文明の専制政治の中で、残虐な真似をすることは支配者にとって勝ち抜くための武器だった。民衆にとっても、専制君主がその権力を勝ち得た快楽を満足させておくことが、生き抜くためには必要だった。
そのために、女性は欠かせない。民衆の安定自体、支配者が欲望を満たしているかどうかにかかっていたのである。ならば、これよりは洗練されていたと言われているローマ帝国やヨーロッパの国々はどうだったのだろう。
ベツィックもこうした西欧社会では、男性の性的欲望にはもっと抑制が利いていたのではないだろうか? だが、彼女の答えはきっぱり「ノ」だった。
たとえば、ローマの12人のカエサルを見てみよう。ユリウスは、妻ではない自分の好きな女との絆を正当化するために、貨幣まで鋳造した。それに続くアウゲストゥスは女たちを領土のあらゆる土地から集め、処女を奪うことに情熱を注いでいた。彼の妻自身が、餌食となる女たちを集めるのに手を貸していた。
ティベリウスの欲望の強さは
東洋の専制君主に匹敵すると言われていたし、カリギュラの放蕩は先祖たちをも凌いだ。クラウディウスは「並外れて情熱的」だと言われていたし、6人目のカエサル、すなわちネロは、放蕩の代名詞のような人物で、女たちを棒に縛り付けてはその裸体を観賞するのを好んでいた。
7代目、8代目、9代目のカエサルに関しては比較的記録が少ないが、ガルバは残酷で欲深かったと書かれているし、オトとヴィテリウスは「怠慢で不潔、快楽のみを求める軽蔑すべき男たち」と記録されている。
最後の3人はヴェスパ氏アヌスとその2人の息子、ティトゥスとドミティアヌスだが、「たった今ことに及んだ何人かの女たちの一人」と午睡にふけたといわれるヴェスバシアヌスに対し、あとの二人はいささか変わった嗜好を持っていたようだ。
歴史家のスエトニウスによると、オトは男性や官官を相手に選んだというし、ヴィテリウスは男も女も同じように好んだという。ヴィテリウスはまた性行為を“ベッドのレスリング”と呼び、スポーツのように絶えず励んだという。
これでわかるだろう。12人のカエサルは堅実な強大国の主導者というよりは、力ずくでトップまで這い登り、欲しいものは何でも手に入れむさぼり尽くす欲張りだった。彫像ではいかめしい顔をしているこの男たちの実際、トーガを纏ったケダモノだったのである。
民社主義と一夫一妻制に慣れ親しんだ私たちにとって
こうした古代人の快楽主義を軽蔑するのはたやすい。彼らはまるで、自分の帝国を玩具のように弄ぶ子どもっぽい男たちだった。
だが私たちにはもっと知恵がある。もって規律がある。2千年にわたって受けてきたキリスト教の薫陶が無駄であったわけじゃない。いや、もしかしたら無駄だった可能性はないだろうか?
ベツィックはローマのあと、中世キリスト教世界に目を向けた。そして、そこもまた見かけほど汚れのないものではなかったことを知った。十字軍の遠征によって東洋のハーレムの噂を耳にした中世の貴族たちは、彼に女性を囲うための「夫人部屋」を作った。
ここに暮らす女たちはケームをしたり繕い物をしたりして暇をつぶし、主人からの呼び出しを待っているのだった。キリスト教世界の精神的支柱である教皇たちでさえ、例外ではなかった。西暦440年すでに、教皇は純潔であるという鉄則にひびが入る。
シクストウス二世が、尼僧を誘惑したかどで裁判にかけられたのである。
それからは、下り坂の一途をたどった。955年から964年まで教皇の地位にあったヨハネ十二世は、自分の母親や姪、自分の父の愛人たち、それに貴族の人妻たちと関係をもったともいわれている。
ヨハネ23世(在位1410~1415)は3百人の尼僧と「いまわしい関係」をもったと非難されている。
だが最も悪名高いのは、アレキサンダー六世(在位1452~1503)だろう。あるいは、ロドリゴ・ボルジアという生来の名前のほうが有名かも知れないが。教皇になる前はすでにロドリゴ・ボルジアは、時の教皇ビウス二世に、正装のまま男たちのいない貴族の婦人だけの乱交の宴に出かけたと非難されていた(問題は宴でなく正装のほうである)。
ボルジアはこの非難を意に介さなかったようだ。教皇になってからも、彼は旅をするときには必ず踊り子たちを連れて行き、ほとんど毎晩部屋に24人の娼婦を呼び入れた。
そして悪名高き「娼婦の競技会」を催した。ろうそくの並ぶ中を裸の女が四つん這いで競争し、それを眺めるボルジアや彼の友人は気に入った女をものにするのである。
古代帝国、ローマ帝国、中世キリスト教世界
そして比較的新しい時代の支配者たち――ベツィックの研究成果をみれば、際限のない権力を手にした男たちは密接な関連ある二つの目的のためにその権力を乱用することがわかる。それは、財産と女たちを手に入れることである。
彼らが口にする主義主張が何であろうと、世界のどこかの場所であろうと、それは変わらない。太平洋の環礁でもアマゾンのジャングルでも、ウェーコの荒野でもブルネイの宮殿でも、天安門広場でもプレイボーイ・マンションでも、女性は通貨であり、報酬であり、権力についているご褒美なのである。
「世界中の金を持っていたって」かつての世界一の金持ちだったアリストテレス・オナシスは言っていた。「何の意味もない。女たちがいなければ」もちろんここでの女は、複数形なのである。
つづく
4、適応する心