うちではほとんど口も利かない、妻とセックスしていない…・不倫の恋がはじまるとき、そして不倫の恋が深まっていく中で、男性が実によく口にする台詞である。 トップ画像赤バラ煌きを失った性生活は性の不一致となりセックスレスになる人も多い、新たな刺激・心地よさ付与し、特許取得ソフトノーブルは避妊法としても優れ。タブー視されがちな性生活、性の不一致の悩みを改善しセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。

「妻とはうまくいっていない」「妻とは冷え切った関係」

本表紙 梅田みか 著

「妻とはうまくいっていない」「妻とは冷え切った関係」

「うちではほとんど口も利かない」「妻とセックスしていない」…・不倫の恋がはじまるとき、そして不倫の恋が深まっていく中で、男性が実によく口にする台詞である。

 この言葉は、家庭の中の彼を決して知ることのできないあなたにとって、明るい未来につながるひと筋の光のように見える。あなたは彼の言葉を頼みの綱のように信じる。そして、奥さんとろくに口も利かないような彼が、私にはこんなに優しくしてくれる。
 奥さんの体には指一本触れないような彼が、わたしのことを情熱的に求めてくる。
そう思い込むことで優越感が生まれてくる。あなたそんな冷え切った家庭に居続けねばならい彼を、かわいそうとさえ思うかもしれない。

 けれど、この言葉の裏側には、まず、あなたを喜ばせようという彼の気持ちが含まれていることを忘れてはいけない。そして、実際はどうであるかということはまったく関係ない。あなたにとっては、それが本当にあってもそうでなくても、それを確かめる術はないのだから、彼にとってはこんなに簡単にあなたを喜ばせ、優越感を与え、同情をもかうことができる便利な言葉はほかにないのである。

 好きな人を喜ばせたいと思うのは、もちろんひとつの愛情の表れである。でも、それが結果的にあなたを長く強く苦しめることにもなるのもまた、事実なのである。

1.離婚すると言っている彼。でも気になる行動もあって
 愛人の掟、読ませていただきました。なんて力強い助言なのでしょうか。どうか私の不倫の恋の話を聞いてください。

 彼が私の勤める銀行の支店に転勤となり、同じ課で働くことになったのが出会いのきっかけでした。着任して二年半前、私は二十六歳、彼二十九歳。彼に妻と三歳の娘がいて、あと半月で二人目の子供が生まれるという家族構成でした。私にとって彼は恋愛対象ではなく、明るくて仕事ができる人だなぁという印象だけでした。

 当時、私はつき合って二年になる同じ年の彼がいました。彼はとても自分勝手なところがあり、価値観にズレを感じて別れることを考えながらもズルズルとしたつき合をしてしまっているところでした。

 彼に二人目の子供が生まれ、転勤して二か月も経ったころから、彼は課のメンバーもいっしょに飲みに行こうと誘ってくれるようになりました。その頃の彼は「妻とうまくいっていない」とよく口にしていました。そして私に同い年の彼がいることも知っていました。

 彼はリーダー的存在で、仕事の成績はいつもトップ、なのに親しみやすい明るいキャラクターで、私にも気さくに話しかけてくれました。あまり人に心を開くのが得意でない私も彼とは打ち解け、尊敬の念を抱くようになったんです。また「最近キレイになったね」なんて言ってくれたり私の誕生日を覚えていてくれたりしました。

 でも一対一での食事などには決して誘ってこなかったし、女性の扱いがうまいんだなと思っていました。…その頃の私はすでに彼のことが好きだったようです。

 そして一年が経ったころ、私は同い年の彼から突然振られてしまいました。それを彼に告げました。彼はとても優しく力づけてくれました。そしてある日告白されたのです。「一年前からずっと好きだった。大切にしていた」と。「彼氏のいる君の重荷にはなってはいけないと思い好きだとは言わなかった。喜ぶ顔が見られればそれでいいと思っていた」と。

 一年前伝えられなかった思いを彼はすべて吐き出し、本当に辛かったと言い、私のために涙を流したのです。結婚については「結婚するには若すぎた。妻とは恋愛感情はなく、本当の恋愛を知らずに結婚してしまった」と。そんなに私のことを思っていてくれたなんて…私はこの恋に落ちてしまいました。

 それからは猛烈にひかれ合いましたが、それと同時に嫉妬が二人を襲い始めたのです。過去のことを話したときのことです。
 私は前の彼の堕したことがあることを告げました。彼は私を忘れるために同じ職場の女性と短期間つき合ったことを告白しました。このお互いの過去のささいなことでお互いを傷つける言葉になってしまうのです。

 また彼は付き合いを始めるころから「妻とは離婚する。そのための費用として給料はほとんど残らない。手元に全くお金がないが、君との将来のためにはしかたがない。結婚しよう」と言っています。そのためデート代やホテル代を私が持つことも珍しくありません。私の前の彼のことを第三者から聞き出したり、私の銀行口座の明細を盗み見たり気になる行動もややあります。

 つき合いだして一年三か月です。お互い別々のところに転勤になり、職場で会えなくなりました。やっと会えても私が彼に対して傷つけることを言ってしまいます。言ってはいけないことを全部言ってしまいそうになる自分が怖いです。

 常にトップを走り続ける彼は陰で限りなく努力をつづけていて、私は人間として性別を越えて尊敬しています。彼を永遠に愛しつづけることは確かです。でも今後はどうしたいのかを自分自身わかりません。
 (二十九歳・東京都)

常に自分本意な彼の本質を見抜いて

 確かに彼は、誰よりも仕事ができ、明るく親しみやすい、素晴らしい人物かもしれません。れれど、あなたのお手紙を読んだ限りでは、人間としてどこか欠落した部分があるような気がしてなりません。

 まず、彼はあなたに出会ったころから、しょっちゅう「妻とうまくいってない」という言葉を口にしています。そのとき彼は転勤してきたばかりで、家庭では二人目の子供が生まれたばかり。そんな新しい環境の中で、彼はとにかく周囲の人気を得たい一心だったかもしれませ。

 だからこそ、必要以上に課のメンバーを飲みに誘い、気さくに話しかける中で、こんな台詞が出たのでしょう。仕事上の場面では、あたたかく幸せな家庭の話題よりも、うまくいっていないという話題のほうが盛り上がったりすることがよくありますから。

 そして彼はあなたにも、必要以上の優しさを見せています。あなたに同い年の恋人がいる、などというプライベートなことに入り込んで会話をし「最近きれいになったね」などという嬉しい言葉をかけ、誕生日まで覚えているというのは、同じ課で働く後輩の女の子に対する態度としては少々行き過ぎだとは言えないでしょうか。

 彼があるあなたを「一対一の食事などは決して誘ってこなかった」のは、そこでいきなりそんな誘いをかければあなたに警戒されることが目に見えていたからです。

 でも、それはあなたの信頼を得た彼は、あなたが恋人と別れたという情報を容易につかむことができた。彼にしてみれば、チャンス到来、というわけです。

 そこで、あなたへの一年間にわたる思いを伝え、涙まで流した彼の言葉がすべて嘘だと言っているわけではありません。けれど、「彼氏のいる君の無荷になってはいけないと思った」というのは、まるで、自分が独身であるかのような台詞ではありませんか。あなたに恋人いようがいまいと、彼に奥さんと子供がいることには変わりがないのですから。

 そんな彼の傾向は、あなたとつき合いはじめたあとも続いています。それは、あなたが打ち明けた過去に対しても異常な嫉妬を見せている点です。彼が既婚者であることを考えれば、あなたの過去の男性はもちろん、現在の男性にさえ嫉妬する立場にないことがわかるはずです。

 あなたの前の彼のことを第三者から聞き出す、なんてまったくあり得ないことです。
 その上、まるでその仕返しのように、彼は「あなたを忘れるために」短期間同じ職場の女性とつき合っていたことまであなたに告げている。こんな告白が卑劣で幼稚な発想にあたることは言うまでもありません。あなたのことを「一年前からずつと好きだった」ことさえ疑ってしまいます。

 そして、彼はつき合ってすぐに結婚の約束をし「君との将来のために」「手元にまったくお金はない」といって、デート代やホテル代まであなたに支払わせ、あなたの銀行口座の明細を盗み見たりしている。これは「気になる行動」どころではなく、彼の人間性を根底から疑わなくてはならない深刻なことです。

 彼の狙い何なのかさだかではありませんが、彼が常に自分本位で、あなたのことなど全く考えていないことは確かです。
 彼は本当にあなたが「人間として、性別を越えて尊敬する」ような人物なのでしょうか? あなたが「永遠に愛し続ける」に値する人物なのでしょうか? わたしには決してそうは思えません。彼があなたにとってどんなに魅力的な男性であり、仕事のために絶え間ない努力を惜しまない人であっても、あなたが結婚の約束を信じて待つような相手では決してありません。

 今のあなたには、彼の口から次々と出てくる甘い言葉に耳をふさぎ、彼の行動だけをしっかりと見ることが必要です。そして、彼の行動のひとつひとつに大いに疑問を抱いてください。そうすれば、だんだんとすべての辻褄が合い、彼の実像がはっきりと現れてくるはずです。

 あなたにとって、彼と職場で「会えなくなった」ことは、非常によかったと思います。彼との関係が職場やあなたに影響することがなくなったことは、とてもラッキーだったのです。その幸運に感謝し、今こそあなたは彼との付き合いを冷静に見つめ、彼に失望するべきです。あなたが「今後どうしたいのか」はそのとき自ずと見えてくるのですから。
 つづく
~男のコトバでわかる