社表

煌きを失った夫婦生活・性生活は倦怠感・性の不一致となる人が多い、新たな刺激・心地よさを付与し。避妊方法とし用いても優れた特許取得ソフトノーブルは夫婦生活での性の不一致を改善し、セックスレス及びセックスレス夫婦になるのを防いでくれます写真トップ

 酒井あゆみノンフィクション目次

本表紙 酒井あゆみ 著

ピンクバラ挿入されるイッキに冷める「性の不一致」

前戯(ぜんぎ)のときは「いいじゃんいいじゃん」ってなって気持ちいいんだけど、いざ挿入ってなると高ぶっていたものがイッキに急降下するんだよね――。もう入れられると同時に「早く終わってよ」って気持ちになっている。だから今は日本人じゃなく彼氏は黒人。
 村上美香34歳/ホテトル嬢

ピンクバライッたことなくても「性の不一致」でも母親になれるもんねえ

私ね、セックスって「ただ繋(つな)がっているだけ」としか思えないの。男の人のアレはタンポンと変わらないって感じ。だからって全然感じないって言ったらウソになるけど、のめり込めないのね。

 だから、罪悪感もなくソープの仕事ができると思うの。極端なことを言えば「気持ちいい」っていう感覚が解らないの。少なくとも旦那では一生イカないでしょう。でも、さすがにイカないっていうか、セックスをすればするほど冷めていく自分に、身体どっか異常じゃないか? って考えたことはありますよ。
鈴木真子 三十七歳/ソープ嬢23歳

ピンクバラ「性の不一致」 離婚の原因?

セックスレス こういうの、言葉で説明するのがすごく難しいなぁ。どう言ったらいいんだろう? 結婚して、いつの頃からか、はっきり解らないんだけど、旦那が私の中で「お父さん」になってきちゃったんですよね。「お父さん」だから、寄り添ったり、腕を組むのはいいけど、胸とか触ってきたら「うわー!」って感じでしょ? そんな感覚?だと思うんですよ。イッて、完成された女になりたい
 大橋千津子 27歳/AV女優

ピンクバラ虚しい「性の不一致」

どうすればイクの?って感じ。ヤリまくった時期はイクことなんか考えていなかったですね。それどころかも最初は気持ち良くなかった、別にいくらでエッチしてもいいかなって考えでしたから。セックスってものが、そんなに大事に思えなかったんですよ。それよりも人肌を感じているのが好きだったんですよ。今でそうだけど、抱き合っている時の方が好きだったなぁ。
 今考えると「ぬくもりが欲しかっただけなんだなー」って思う。いつ頃からだったかなぁー? うーん、昔のことだから覚えていないなぁ‥‥。わかんないんだけど、いつからか、エッチするとそこにはすごい虚しさが残るようになってきて。でも、原因がわからずにずっと続けて―、あるとき、気づいたんですよね。「私、愛されていないんじゃん」っていうことに、ただそのとき、気持ちいいだけ。相手も私も。快楽が終わったら「はい、さようなら」だけで。
 大野由紀 21歳/フリーター

ピンクバラ自分の欲望だけ? 私ってそのためだけの道具?「性の不一致」…

セックス全般について言えば、私の場合、順番にされないと感じないんです。最初にいきなり性器に触られちゃうと絶対にダメ!それからいくらやっても高まんなくなっちゃう。だから、イクとかの問題は相手のやり方も関係があると思う。お互いが好きか、嫌いか、はあんまり関係ないんじゃないかな。うまいヘタ、もあるし、その場の雰囲気もあると思う。
 私にとってのセックス? んー、「愛さている」って実感ができることかなぁ。愛のあるセックスって、仕方が違うと思いません?
  後藤順子 42歳/飲食店経営

ピンクバラセックスはゲーム、疑似恋愛「性の不一致」、一生イカなくってもいいや

私、この仕事って、芸能人と同じだと思うんですよね。働いている女の子って「常に注目されていたい」っていうのが底辺にあって。収入の面も当然あるんだろうけど、風俗誌なんかにこぞってみんな載ろうとするし。自分が載っているページ枠が小さかったり、メイクが下手だったら怒るし。グラビアの撮影で、プロのカメラマンと海外に行ったりもするし。そういう写真は、本人とは別人ですよ。もう、タレント並みの写り(笑)。
 中村かおり 24歳/ソープ嬢

ピンクバラ遊んでる女の「性の不一致」観

私が男の人とエッチするのは、その人を知るためなんです。私は男の人と付き合ううえで、一番大事なのはセックスの相性だし思てるんですよね。だって、エッチの仕方って、男の人によって随分差があるじゃないですか。それって、今まで百人以上の男の人とエッチしてた経験上、そう思うんですよ。それに気づき始めたのは、それはもう四、五人目くらいで。
イクって、努力しようがない
 渡辺麻里 34歳/化粧品販売員

ピンクバラなんでイカないか、分るんですよ「性の不一致」…

セックスが嫌い? というよりも、私って、すっごい剛毛なんですよ。だから、できれば裸を見られたくないですよ。セックスするのに、見られるんだったら、ちゃんと処理ぐらいしたいじゃないですかー。でも、準備しない時ばかり、みんな情熱的に来るんで。追られて「ちょっと待って」とか言って、お風呂に駆け込んで処理する、なんか、そういうのが許されたことがないんですよ。イクとかイカないとか以前の問題ですよ。確かに求められて、女として嬉しいことはうれしいですけど。でも、その彼氏は自分がしたいときにしか本当に来なかったんで。やっぱり、セックスって一方的でないものがいいじゃないですか。お互い奉仕精神があるものがいいと思うんですよ。その彼にはそれが全くなくって。何回かコッキリの男だったらまだしも、やっぱり彼氏とはね。だから、なんか、虚しくなってしまって、別れましたね。
 宮本久美子 27歳/元・雑誌編集者

ピンクバラ「性の不一致」…初体験が早すぎたのかな、セックスには答えがない

イク」ことに関しての「教科書」は全くないですよね。雑誌に書いてあることが全ての見本とはとても思えないですし。頭が真っ白になるとか、気を失ったこともないし。そういうことを聞いても「ええ、そうなの―?」って。なんでも答えて欲しいじゃないですか。正しい見本ってほしいですよね
初体験が早すぎたのかな、って思うんですよね。十五歳のときです。中学校の卒業記念にってヤリました(笑)。相手は同級生です。ええ、当時は付き合っていた人です。外見ですか? タレントになれるんじゃないかと思うくらい、カッコい人でしたね。やっぱり、顔に惹かれました。すごく優しかったけど、優柔不断な人だったな。でも、勉強が忙しくて、その
 野田智恵子 28歳/私立校教授

ピンクバラ「性の不一致」そしてセックスレスで鬱

そうそう、セックスレスで鬱になった人もいるんですよ。ご主人とセックスしかコミュニケーションを取れる機会が他になかったから、って人もいるし、セックスがしたくなくて鬱になった人もいるしねー。多分、発する人とそれを受け取る人とのバランスなんだと思うんですけどね。自分はどうかって? 一つの対処法だとしか思っていないから、セックスって「息抜き」なんですよ。女性として必要なものだし、なかったら人生がつまらなくなると思うし。
満足できないと嫌な感じが残る
 井上真理子 36歳/看護婦

ピンクバラ幼少期の性的虐待で性の不一致

酒井あゆみ
 ノンフィクション・ライター
●1971年、福島県出身、18歳で上京、最初は「男に売られた」形で風俗の世界に入る。ファッションヘルス、ホテトル、SM、ソープランド等“風俗のフルコース”を経験。風俗の他にも、AV女優や「愛人業」など経験している。
●1994年、23歳で風俗を引退。AV系モデルのマネージメント業を経て『東京夜の駆け込み寺』『眠らない女』『秘密』『快感のいらない女たち』(講談社)で作家デビュー。
●今回、初めて、幼少期の性的虐待や約10年前のレイプ経験などの記憶を辿り、自身のイケない理由に向き合ってみた。

愛しているという実感が欲しかった