第一部 第二、三、四章
第一部 第二章
*1 リーブマン『青少年期とセクシャリティ』から引用。
*2 ドベス『思春期自立危機』から引用。
*3 マルグリット・エヴァール『思春期の女性』から引用。
*4 原典はボレル、ロバン『病的な夢想』ミンコフスキイ『精神分裂病』からの引用。
*5 マンドゥース『思春期の女性の心』から引用。
*6 マルグリット・エヴァール『思春期の女性』からの引用。
*7 同上
*8 リーブマン『青少年期とセクシャリティ』。
*9 『つながれた手の時』
*10 『残り香』
*11 第四章を参照。
*12 『女性の心理』
*13 『黒い帆』
*14 『不感症の女』
*15 イプセン『スールネス建築士』参照。
*16 『シド』
*17 女の神秘的信仰の特異な性格については後述する。
*18 ドベス『思春期自立危機』
*19 『波』
*20 同上
*21 メアリー・ウェップ『貴重なる災い』
第一部 第三章
*1 T巻第一章を参照。
*2 一部の未開民族のあいだでしきたりとなっている陰核切除が行われないかぎり。
*3 人工ペニスは、現代から古典古代、さらにはそれ以前まで遡って、絶えることなく使用されていたことが確認される。以下に列挙するのは、近年、膣や膀胱内部かに発見され、外科手術によって取り出されたものだ。鉛筆、封筒用の蝋、ヘアーピン、糸巻、骨製の針、髪用のこて、縫い針と編み針、針を入れる筒、コップ、フォーク、爪楊枝、歯ブラシ、ポマードの瓶(シュレーダーが引用する例では、瓶にコガネムシがはいっていたので日本の燐の球のよだった)、卵など、当然ながら大きなものは既婚の女の膣の中から発見された(H・エリス『性心理研究』第一巻)。
*4 『ユリエルの報告』
*5 『不感症の女』
*6 心理的次元の理由でとっさに態度が変わることもある。が、それは後述しよう。
*7 『不感症の女』
*8 フランス語で『青少年期とセクシャリティ』という題で出版された。
*9 『わが生涯』
*10 たぶん体位を逆にすることはある。しんし、初体験で、男がいわゆる正常位で行われたことは滅多にない。
*11 『結婚の生理学』。ジュール・ギュイヨンも『実験恋愛必携』のなかで夫について次のように言っている。『彼は自分の手と弓で、快い調べあるいは不協和音を奏でる吟遊音楽家だ。この観点から見ると、妻は、調律の善し悪しによって快い音や調子外れの音を出す、まさに何本かの弦をもつ楽器だ』
*12 シュテーケル『不感症の女』。
*13 ユウェナリス
*14 ロレンスはこの二つのエロスのかたちの対照をよく見た、しかし、彼のように、女はオルガスムスを知ってはならないと言い切るのは独断である。オルガスムスをなんとしても引き出そうとするのが誤りならば、『翼ある蛇』のドン・シブリアーノのように、とにかくオルガスムスを拒もうとするのも誤りである。
*15 『黒い帆』
*16 サルトル『存在と無』。
第一部 第四章
*1 異性愛の女が特定の男性同性愛者に友情を抱くこしがよくある。というのも、異性愛の女はこうした性的かかわりのない関係に安心感や気晴らしを見出すからだ。しかし全体として、異性愛の女は、自分自身や他の男の中にある、至上権を有する男を受動的なモノに貶めるような男に対して敵意を抱く。
*2 注目に値するのは、イギリスの法律では同性愛が男の場合には刑罰の対象となっているが、女の場合には犯罪とみなされていないという点である。
*3 『思い出の瞳』
*4 『フロイト学説と精神分析的方法』
*5 ドロシー・パーカーの小説『トリオ』における場合のように、もっともこの小説は非常に表面的なものであるが。
*6 『これらの快楽・・・・』
*7 『魔力』
*8 『合掌のとき』
*9 『わたし』
*10 自分は自分自身の価値によって性の違いを乗り越えることが出来ると信じている――または、そう信じたいと思っている――異性愛の女も意図的に同じような態度をとる――たとえば、スタール夫人。
*11 『孤独の井戸』は心理・生理学な宿命を刻印された女主人公を登場させている。しかし、この小説は、その人気にもかかわらず、資料的な価値はきわめて乏しい。