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コミュニケーションの改善方法
コミュニケーションの改善方法
これまでに、よく言われてきたことですが、うまくいっていない関係にとっていちばん必要なものは(コミュニケーションの改善)です。二人の間のコミュニケーションを改善する必要を感じても、それは妻の方であって、自分には必要ないと考える男たちは多いようです。よく働いて、よく稼いでいれば、すべてがうまくゆくと信じているからでしょう。
このように信じ切っている夫たちに、コミュニケーションの改善は双方に必要なのだということを講義してもよい効果は得られないでしょう。そのような状況を代表するスティブのケースを紹介しましょう。
コミュニケーションを改善する五つの方法
ジャッキーとピーターの場合、妻四十歳、主婦。
子供の問題など、お互いに話し合わなければならないことがあるのに、なかなか時間が合わず話しそびれてしまいます。それで何か問題が起こると、口論になってしまいます。
二人の心理的距離が遠くになるばかりです。
「昨日の晩のことなんですけれど、夫のピーターに税金のことでちよつと話をしたいって言ったんです。近所に物をとどけてきたら話を聞くと言って出かけたんですが、一時間ぐらいしたらもどってきた時は、私は他のことにすっかり気を取られ何も言わなかったもんですから、税金の話はそれきりになってしまったんです」
ジャッキーは四十歳の主婦です。不満げにこう切り出したのです。
「もちろん、すべて彼が悪いというわけではありませんけど、私の方も、少しは努力すべきだとも思うんです、でも、いろいろやつてみてもあんまり効果がないんです。
ですから、やらねばならない他の事を先にやるようになちやうんですね、そして、何か問題が起こった時に、“どうして、おれに話さなかったんだ”って、彼は文句を言うんですよ。もう、頭にきちゃって、“もう、知らない!”って言いたくなるんです。“私は初めから話をしようとしたんじゃないですか”って言うと、“そんなことなかった”と否定するんですよ」
このような二人の問題は、今日の多くの夫婦が抱える問題でもあります。お互いに毎日の生活の忙しさにかまけて、コミュニケーションの基本的ルールを忘れた言葉のやり取りをやっているのです。そのようなコミュニケーションのやり方をつづけることで、連帯感が弱まってくるのに従い、ふたりの心の距離をますます大きくしてしまうわけです。
そこで、私は、このような二人のコミュニケーションの問題に対応するのに役立つ五つの技法をおしえてあげることにしました。
これは、あなたにも役立つかもしれません。次に示す五つの技法のひとつでもよいし、あるいは、そのいくつかを合わせて用いてもよいのです。「話し合いができない」という悩みを、この技法を用いて解決してください。
一、「話す時間を約束し合う」
双方がすれ違いのような忙しい生活をしている状況なら、話し合う時間をお互いに約束することをすすめます。そして、その約束を守ることを、他の仕事をするのと同じように重視すべきです。
時間、場所、テーマ(たとえば、税の事、育児の事、買い物)をしっかり決めます。さらに、話し合いが特定の問題や総体的な問題(たとえば、心が過疎になってくるとか)などに発展する可能性に対して心構えをしておくことも必要です。
しかし、話し合いは、最初の目的にそったものになるように心がけることが大切です。また、具体的な問題に焦点を合わせることも必要です。
たとえば、コミュニケーションが足りないのはだれの責任にであるのかといったことの話し合いをするより、どうしたら、二人が話し合いの時間のスケジュールを作れるのかといったことの具体的な話し合いの方がより建設的でしょう。
話し合う場所としては、友人たちと出食わすような所は避けた方がよいでしょう。できるだけ邪魔され、話し合いを中断しなければならなくなるような場所は選ばないことです。
話し合いを始めるにあたり、なにか不自然さを感じるようでしたら、あらかじめメモを用意しておいて、時おり、それを見ながら、話をするのもよいでしょう。できるだけ感情的、否定的にならずに話せるようにつとめます。
話し合いによって、ふたたび<心の違い>が生じた場合に、新しい<問題>に直面するかもしれません。心の通う会話の結果、親近感の表現として性的に結ばれたいという衝動に駆られることがよくあります。そのような場合に備えて、<話し合い>の約束の後に、キャンセルできないようなアポイントメントはあらかじめ作っておかない方がよろしいのではないでしょうか。
二、「読書療法」
問題がそんなに深刻でないカップルには、読書療法を私はよくすすめます。お互いに関心をもって読める本をすすめます。その中にある部分を二人ともよく読み、読んだ後にお互い感想を話し合うわけです。また、別々の本を各自が読み、自分たちにあてはまる箇所をお互い紹介し合うという方法もよいでしょう。
三、「朗読」
この方法は読書療法の一部のようなものです。自分にとって関心のある箇所を相手の前で声を出して読むわけです。そうすることの背後、そこに書いてあることを相手がよく聞いて、実行して欲しいという動機があると思いますが、といって、止める必要もありません。
少なくとも一つの目的は果たせたわけですから。特定の問題についての話とか、あなたの不満を聞くというわけでないので、夫の方も耳を傾けてくれると思います。それに、気負わずに、優しい声で読めば、なおさら聞きやすくなると思います。
まず、新聞や雑誌の中から興味のあるところを読んでみてはいかがでしょう。それがうまくいったら、次の機会には、夜、休む前にほんの一部を読んでみるのです。要するに、声を出して読むことの目的は、書かれていること、読んだことを、二人で試してみることにあるわけです。
四、「積極的傾聴」
この技法は相手が話をしているときに、よく聞くことができるようになるのを教えてくれます。
まず、自分がそのような技法を身につけ、実践することで、夫も、この技法の価値を見出すようになるでしょう。
そこで、夫が話し始めた時に、まず、あなたが手をつけていることを止め、彼に耳を傾けるのです。そして、自分の考えを言うのを控え、夫の話を邪魔せず静かにきく。
そして、夫の言いたいこと、言っていることをよく理解するために聞き返します。「もう一度、言って。ちょっとよく分からなかったから」とか、「別の言い方で言ってくださる?」などといって聞き返します。
もちろん、このような技法は、「砂糖を取ってくれないか?」などいった単純な願いごとに対しては無用の長物です。
なにか問題を説明しようとている時とか、何かに関する自分の意見を述べているような時に効果があります。
十分から十五分ぐらい、こうやって夫の話を傾聴した後で、彼の言いたかったことの内容を簡単に要約したことをフィード・バックします。そして、あなたの要約が間違っていないかどうかを尋ねます。
さて、夫に傾聴して欲しい時にはどう言うかです。恐れずにこう言ったらいでしょう。
「ちょっとこれから数分の間、私の話を聞いてね、その間、新聞を見ないで聞いてね」あなたが、まず夫に傾聴する姿勢を示しえたなら、おそらく、夫の方もあなたを傾聴するチャンスは高まると思います。
あなたの考えやアイディアに耳を傾けてくれると思います。少なくともあなたを無視するといった最悪な反応は避けられるにちがいありません。
この積極的傾聴の技法に従って話し合いをしたカップルは、自然に話し合える機会がふえたと言っています。そして、とっても満足できる話し合いができるようになったと言います。
一つの秘訣は、話し合いが邪魔されるような状況をできるだけ排除することです。中断されない話し合いが重ねられるに従い、積極的拝聴の技法が高まるものです。
さらに、積極的に、双方が傾聴できるようになると、話し合いの中頃から心の安らぎを感じ始めるようになります。この心の安らぎが生じるのは、いちいち議論したり、相手の意見に対応するために考えたりせずに自由に話せるのです。
脳の働きがスムーズにいくからです。また、相手の言いたいことに神経を集中することで、自分が言いたいことを考えたり、弁護したい気持ちにとらわれなくてすむので、頭がリラックスできるからです。
五、「上手な質問」
質問にも技法があります。質問したい時にはこんなふうに始めます。「ちょっと尋ねたいんですが、いいですか?」相手の目をみながら聞きます。相手が話していることの具体的な例を尋ねます。たとえば、「どうすればあなたに喜んでもらえるんですか?」とか、「いつ頃から、問題を感じ始めたんですか?」など。
ほんとに尋ねたい気持ちがなかったら、こういう質問はすべきでありません。また、皮肉な言い方や質問で、対決の意図をカモフラージュするのも避けた方がよろしいでしょう。たとえば、「あなたが間違っていたと思いませんか?」など、さらに、相手の反対をそそるとか、烈しい議論を招くような尋ねかたも避けるべきです。
このような質問の技法は、双方の怒りが抑えられるようになった後に用いた方がよいと思います。というのは、状況を明確に判断し、事実を確かめ、代替え案や、可能性を考えたりするには頭が冷静でなければならないからです。
もう一つの質問の技法として、物事の明るい面を見た質問をするというのもあります。たとえば、「そのことにいい面もあると思いますけど」などです。
また、相手の自己防衛的態度の理由を尋ねるような質問、たとえば、「なにか、私の言ったことで感情を害したんですか?」や、相手に援助を申し出る質問、たとえば、「どうしたら、いいんでしょう?」「私にできることがあります?」なども効果があります。
さて、これまで述べた五つの技法を要約してみましょう。
一、話す時間を約束する。具体的な時間を決めて話し合う。まず、家事のことなど小さな問題から始める。それから大きな問題を。
二、読書療法。問題解決の動機づけのために、話し合いのきっかけを作る。(問題解決を目標としたものなので、あえて療法といった名称を用いる)
三、朗読。相手が関心を持っているテーマに関するものを声を出して読む。ソフトな読み方が大事。
四、積極的傾聴。相手の話を傾聴するというモデルを示し、相手にも自分を傾聴してもらう。
五、上手な質問。相手の考えを理解するために、具体的例を話してもらうように尋ねる。同じような質問を相手から受けとることも歓迎する。
つづく 「セックスの問題についての話し方」