男のSEXは一点集中主義
男の脳と女の脳の違い
ものごとに対する考え方、感じ方などに、男と女では違いがあるのにお気づきでしょう。正しい正しくないは別にして、男は理屈っぽくて女は感情的であるとか、男は淡白だが女は執念深い、などなと、数えあげればキリがないほど、男と女には違いがあるようです。
この違いはどこからくるのかが問題ですが、どうやら大脳の働きに違いがあるらしいということが、最近の研究でわかってきました。
ものを感じたり考えたりするのは、主として大脳辺縁系と大脳新皮質という部分がつかさどっているのですが、男と女ではこの働きに違いがあるのです。
現在までの研究の成果として、次のようなことが分かっています。
なにごとも理論づけて考え、行動するのが男です。だから目的に対してストレートに突き進むという傾向を帯びてきます。仕事に生きる。名誉、名声、地位などを血眼で追い求める。
冒険やロマンといった現実離れしたものを追い求めます。
男はドライといわれますが、本性はウェットで、幻想をトコトン追いつめていくのです。
“死を賭して”といった物騒なセリフが簡単に出てくるのが男なら、あきらめが悪く、殺人、自殺、強姦といった手段を選ぶのも男です。
OL生活を何年か経験した女性なら、おていさい屋で強がっているけれど、いざとなるとからっきり意気地のない男性社員を数多く見かけたことでしょう。
そんな男たちが酒の席で、
〈今度は命を張って取り組みます〉
〈クビは覚悟のうえ〉
〈腹を切ればすむこと〉
などなど、酔っぱらって封建時代のサムライみたいなことを叫んでいるのを見て、あきれたことはあるはずです。
男というのは強気でいるくせに弱虫で、たいていの場合は口だけなのですが、追いつめられるととんでもない行動に走ることがあるので油断はできません。
大まかにいうと、何かにつけて攻撃的で粗暴な行動に出やすいのが、男の脳だと考えていいでしょう。
これに対して女の脳は、男の脳と大違いです。
女の脳は柔軟で、いとも自然にその場の状況に順応した発想をすることができます。
考えた結果、というより、直感力がもたらす発想といっていいでしょう。
この直感力の働きも女性の脳の柔軟さに関係していると見ることができます。
人間固有の脳の働きと自然から与えられた直観力をプラスして理論づけをするのですから、女の考え方には男にない幅があるのです。その結果、たまに理屈に合わないなんて言うことも出てきますが、それは直観の部分が重視されているからです。
いわば大地に根差した生命を産むところから、自然な発想、自然な対応が出てくるのが女の思考回路なのです。
そのうえ、脳が順調に働くことで、ホルモンの分泌も良好となり、たくましい生命力も保証されるのです。
知の働きに加えて、本能的な働きに
根ざす直感力を活用する女性がしたたかで、その本性がドライなのはそのためです。
女は情緒的でウェット、と一般には思われていますが、これは間違いです。正確にいうなら、女は男より情緒が安定している、というべきです。そして包容力も、受け入れる器も男よりも大きいのです。
ストレス
このことはストレスに対する抵抗力にも関係してきます。生理的に女は男よりもストレスの受け方に弾力性があるのです。しかし、いくらストレスに強くても、ストレスを避けて通ることはできません。
ストレスを受けたとき、男と女では異なった反応を表します。
男の場合は内臓がボロボロになり、すぐに胃潰瘍だ、急性大腸炎だと騒ぎ立てます。これに対して女の場合は、対人関係でストレスを受けやすく、ストレスを受けると内臓疾患ではなくうつ症状などの神経的な疾患に悩むことが多いようです。
うつ症状が表れたとき、少女には拒食症を、熟女には過食症を伴うことが多い、というのが定説になっています。
男のSEXは一点集中主義
愛とか性についても、即物的な言い方で申し訳ありませんが、いい女イコールしたい、とつながるものが男のSEXです。
この場合、下心があるかないかとの議論の余地はありません。はっきり露骨に言えば、デートした瞬間からアソコがふくれたい、SEXをしたいとひたすら願っているのが男なのです。
ペニスが性感帯の中心を占める男の滑稽な悲劇
欲望をむき出しにすると嫌われのではないか、品が悪いと軽蔑されるのではないかという心配から表面だけは紳士ズラをしていますが、男はスキあらばとチャンスをうかがっています。
“あなたなんか大きらい”――このひと言を、男はひたすら恐れます。こういわれたくないためにご機嫌をとり、やさしく振る舞うのです。それもこれも、シタイ、ヤリタイ、の一心からなのです。
ペニスが性感帯の中心を占める男の滑稽な悲劇といえるでしょう。
一方、体全体で微妙な愛のタッチを感じる女性は、男とは違います。
恋の初めの段階では、女性としては彼の正体がよくわかっていないのに、やすやすと体を許すわけにはいきません。
「体だけが目的なのでしょう」
と防御のバリアを張ったとき、
「正解。ピンポン…」
アッケカランとこう答える男はまずいません。
愛しているとか、好きだとか、うまいことをいって相手をその気にさせようと必死です。
うっかりその言葉を信じてしまったら、あなたの負けです。困ったことに、女性は好感をもつ男のオイシイ言葉を信じたくてしょうがないのです。
でも、あわててはいけません。
ゆっくりと時間をかけて相手を観察する
ことです。その気になるのは、相手の本心がどこにあるのか見極めてからからで決して遅くはありません。
相手がすてきな男性なら、キスしたい、そっと抱かれたい、体を寄せ合って手を握りあっていたい、といった気持ちが高まってくるでしょう。
しかし、男の欲望にすぐに応じたくないという気持ちが強いし、また体の方もまだ応じる準備ができていないはずです。
ということでストレートにSEXに突入するのには、まだまだ抵抗があります。
これがごく自然な女性の気持ちです。
この性欲の違いをよく理解しておく必要があります。
男の性欲は直接的で、瞬間湯沸器型です。
男には射精だけがオーガズムのすべてですから、直接的にならざるを得ません。
ボッキしたペニスをもてあまし、少しでも早く射精したいという欲望に突き上げられているのが、男の性欲なのです。
だからデートの最中に欲望に火が付いたとき、男の理性はどこかに吹っ飛んでしまい、女性の言っていることも上の空で聞いていると思っても間違いありません。
こんな男の欲望に素直に応じたらどうなるのか、考えてごらんなさい。オイシイ思いをするのは男だけ、バカを見るのは女性だけ、という結果になるにきまっています。
男の欲望に対して、女性の欲望は一点集中でなく、緩やかなカーブを描いて上昇します。
じょじょにボルテージをあげていって、全体的にいい気持になりたいのだから、男と女では初めから愛の行為に落差が生じているのです。
しかもSEXで女性がオーガズムを得るにはプロセスが必要であり、ある程度経験を積まないとエクスタシーに達することができないというのも、ご承知のとおりです。
すぐに体を求められて女性が戸惑いを覚えるのは、男の性急さが自分勝手に感じられるからでもあります。
思いやりのない性急さにひどく傷つけられるというケースは、恋の過程ではよくあることです。
とくに相手に好感を持っている場合は対応が難しくなります。
ホレた弱みと言いますか、強く断れないからです。
「私は十分に準備もできていないし、あなたを受け入れるには順序が必要なの」
やんわり相手をたしなめながら、こういって断るのはなかなか難しいことなのです。
「何だよ。ケチ!」
なんて舌打ちされて、そのまま背を向けられてしまったら、それこそ取り返しのつかないことになってしまいます。
男も女性にフラれるのを恐れますが、これは女性も同じです。要するに“好きになってしまった方”が、心理的に一歩も二歩も弱い立場に立たされることになるのです。
「私、そんなお手軽な女じゃないわよ」
断固断るのも怖いし、SEXを早々に許してしまえば、彼は口をぬぐって去ってしまうのではないかという心配もつきまといます。ホレた弱みで、どっちの行動を選んでも、悪い方へ悪い方へと考えがいってしまうのです。
男と女のSEXに対する姿勢が違うのだということをよく認識していれば、男の性急な求めに直面しても、ある程度余裕を持って対応することができるはずです。
とくに女性は、好きな人ができると疑心暗鬼になりがちで、二者択一の場合でも迷いに迷った挙げ句に悪いほうを選んでしまうという最悪のケースになることが多いようです。
デートを繰り返し、ふたりの気持ちが理解と信頼を得られるようになるまで、SEXの我慢ができずに去っていくような相手だったら、それだけの男だと思えばいいのです。あなたにふさわしい、もっと素晴らしい恋人が必ず現れます。
ごくまれですが、この逆もあるということは知っておいてもいいでしょう。
体と体から始まる恋愛もある…ということを。
ただし、この恋愛には危険も付きまとい、一歩間違うと取り返しのつかないことになるというも肝に銘じてください。
つづく
この恋をいつまで…の女 楽しんでやろう…の男
煌きを失った性生活は性の不一致となりセックスレスになる人も多い、新たな刺激・心地よさ付与し、特許取得ソフトノーブルは避妊法としても優れ。タブー視されがちな性生活、性の不一致の悩みを改善しセックスレス夫婦になるのを防いでくれます。