婚外交渉を予防するためにはどのようにしたらよいのでしょうか。アメリカでは、婚外交渉があるなしにかかわらず、夫婦・カップルへの心理教育プログラムを提供することで婚外交渉を防止したり、婚外交渉を克服しようとする試みが報告されています。

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婚外交渉を克服するため

1、婚外交渉を予防する心理教育

 夫婦・カップルでプログラムに参加してもらい、夫婦・カップル関係に生じやすい事例を提供し、ディスカッションしながらその事例について考え、その解決に向けて何ができるかを参加型ワークショップ形式で行っています。婚外交渉に関しては、「何をもって婚外交渉とみなすか」、「友人のパートナーが浮気をしているのを知ったらあなたならどうするか」、「婚外交渉したパートナーを再び信頼できるか」、「婚外交渉を乗り越えるにはどのようにしたらいいか」などの質問が投げかけられ、小グループで話し合ってもらいます。

このようなプログラムは、婚外交渉を予防するだけでなく、婚外交渉がある夫婦・カップルにとって婚外交渉を克服できることから、婚外交渉を寄せ付けない(Affair -Proofing)プログラムとして、その有効性が認められています(Piercy et al,,2011)日本も近い将来、このようなプログラムが積極的に取り入れるでしょう。

 性を追う女たち 愛と快楽

誰もがかかわっていることなのに、あまりにも個人差が大きいもの。一般的な基準がわからず、自分だけがおかしいのではないかと考えてしまいがちなもの。そして、それをなかなか人に聞くことも話すこともできないもの。それが「性」ではないだろうか。

 とらえ方、意味合い、倫理観、行動、受け止め方、重要度など、その人にとっての性のありようは、ときとして、生き方にも関係してくる。

 わたし自身にとって、性は非常に重要であり、自ら求めるものでもある。重視するいちばんの理由は、愛をより深く知る手段になりうるからだ。心が好きだと思える相手とのセックスでは、快感を越えた、まるで魂が触れあえるような歓びがある。

 だが一方で、性がまた、コミュニケーションの枠を離れて、単に快楽を得る手段としてのみ存在することもあるし、人によっては寂しさを埋める手段となっていることもある。善悪の問題ではなく、それが実情だ。
現代の男女関係には、以前なら表面化しなかった種々の問題が生じている。実態として、日本はフリーセックスの国といってもいいと思うのだ、人々の心は、そう簡単に自由にはなっていない。過剰に性的快楽を求める人と、性から離れ気味になっている人、どうもセックスに関しては、ここ数年、大きな二極文化が見られる。

 また、男女の関係は、携帯電話とそのメールによって、大幅に形を変えてきた。不倫関係においては、便利で「命綱」ともなる携帯だが、そこから配偶者に露見するケースも多い。

「広告」スレンダーかつ鈴木京香似の白肌美人がハイヒールを履き颯爽と去る後ろ姿は思わず後ろを振り向き二度見する男たちは多いだろう。恋多き京香さん50歳の雰囲気はしませんよね、美肌と躰の手入れには怠らないエクササイズ(骨盤底筋強化等)に励み、尚ハイヒールを履きつづける女装は立派。ハイヒールは美しい姿勢作り他にも「中国、秦の始皇帝時代高官や豪族たちの妻や側女は纏足(てんそく「爪先立」の木靴)を四六時中履かせられることで膣の締まりの強化のために履いた」)膣の締まり効果がある。

鈴木京香さんと随分前に恋人関係を一時絶っていたイケメン俳優長谷川博己さんといつの間にか復縁し同棲(2020年)しているという。モテモテの長谷川さん何で復縁したの! 近頃多くの40、50代の独身女性たちがずっと年下の男をゲットしている事例が多い、男の心と躰を充分に満足させる秘は、日々辛い修練の賜物による女力があるからだと思う。
官公庁や大企業や有名企業に就職している大卒新入社員で将来高給取り有望な若い男たちは、既に大学のサークルや学内で女に粉をかけられ恋人あり・婚約中。残り物には福があるというが、グローバル化した現在ではそれは完全に無い。日々辛い修練をせず、30歳前後の負け犬の女は男性新入社員を横目で見て指をくわえて悔しがることしきり。ならば、外国に語学留学して国際結婚の道しか残されていないのかと焦る。

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非日常での恋愛・浮気・不倫は相手の人格を勝手に善人と誇大妄想している。言い換えればラリっている状態だ。
二人の主な目的はただひとつ情熱的・動物的抱擁を渇望する。会うたびに貪欲に心地よさを淫蕩し合うことだ。そんな行為こそが心から愛し合っていると大きな勘違いしているのだ。
 生活基盤に欠けたこのような空辣な恋愛・浮気・不倫でさえ長く続けて行くにしても、新たな刺激と興奮を取り入れないとやがて飽きてしまって終焉(しゅうえん)を迎えてしまう。結婚生活の『性』でも同様である。

セックスから逃げる男女たち

夫婦関係は言うに及ばず、恋人同士の間さえ、セックスレスの問題は根深い。三〇歳前後の男女でも、つきあって数ヶ月から半年が経過するころには、セックスが間遠(まどお)になっていく傾向が強いようだ。

セックスレスに不満を抱く夫婦の片方は浮気・不倫を繰り返すようになり夫婦関係が成り立たなくなり、結果として家族全員に壮絶な傷を負わすことになる場合もある。

2、カップルセラピー

――行動の意味と感情に焦点を当てて
夫婦・カップルに生じた問題は、二人だけの問題にとどまらず、子どもがいる場合は、知らない間にその子どもを巻き込みます。子どもは夫婦・カップルの不仲に大変敏感です。なかには子どもが症状や問題を起こす場合があります。

子どものことでカウンセリングに来談した親が、夫婦・カップル関係の問題をかかえていることは日常茶飯事といっていいほどよくある事です。子どもを巻き込まずに、夫婦・カップル関係を改善するために家族カウンセリングやカップルセラピーを受けることも有効でしょう。

 筆者のもとには「された側」が最初は一人で来談することも多いです。もちろん、最初から夫婦そろってこられる場合もあります。一人であっても、二人であっても相談を決意したことが解決に向けての大きな一歩になります。そして、カップルセラピーでは、「された側」」の傷ついた気持ちを十分受け止めつつ、今後、夫婦・カップルとしてどうありたいのかを話し合っていきます。婚外交渉をされた側は、健全な自己愛までも傷つけられています。

そして、パートナーを再び信頼することの困難さを抱えていますので、信頼感を再構築するプロセスが重要になります。しかし、カップルセラピーでは、信頼感の回復に直接フォーカスするのではなく、むしろ、情緒的な親密性に焦点を当てて、夫婦・カップルの間で、気持ちを分かち合える関係性を作っていくことが重要になります。

とくに情緒的親密性に問題がある夫婦・カップルの場合、関係の悪循環が生じていますので二人のそれぞれの解決への試みや努力が報われない体験を重ねています。そこに焦点を当てて丁寧にそれぞれの反応や行動の意味、その時の気持ちを言語化できるようにします。傷つき体験は、怒りの感情として表現されることが多いのですが、その怒りの下にある傷ついた気持ちを言葉にしていきます。

たとえば自分は思われていないと思ったのか、強烈な孤独感をあじわったのか、価値のない人間、女性(男性)として魅力がないと感じたのかなどの「愛着の傷つき(attachment injury)」について言語化する作業が必要になります。また、「した側」は、パートナーのこれらの感情に耳を傾ける際に生じる自分の心の中の感情にも焦点をあてています。「した側」にとってパートナーの怒りや傷つき体験を受け止める作業はとてもつらい作業になりますが、情緒的な親密性を回復するために重要なプロセスになります。

しかし、「された」の怒りの感情があまりにも強すぎる場合、向けられたほうは回避的な行動や反応をしてしまう場合があります。それが「された側」にとって不誠実な態度をとられてしまい、関係の悪循環になっているケースもあります。その際には、なぜそのような回避的な行動をとってしまうのか、その背景にある感情を言語化してもらいます。

たとえば、これ以上どうしたらいいのかわからないかといた無力感、不安、緊張、拒絶されることへの怖れ、相手をまた傷付けてしまうのではないかいう怖れ、自分はダメな人間だとレッテルを張られている感じ、惨めな思い等の気持ちを言語化できるようにしていくことが大切です。

3、さらにセラピーで焦点をあてるところ

――関係性と個の問題
 私たちは、無意識のうちに原家族の中で満たされなかったものをパートナーから得ようと試みる傾向があります。幼少時にコントロールされてきた人ほど、そして不安が高い人ほど、パートナーをコントロールしようとする傾向が高くなります。婚外交渉の問題も例外ではありません。「した側」の生育歴の話を聴くと、かつて自己愛を傷つけられた体験をもつ者が少なくありません。それは、現在のパートナーとの間での傷つき体験があることもあるし、あるいは、幼少期の原家族での自己愛の傷つき体験をパートナーとの関係において、今度は「する側」として再現してしまっている事例もあります。

 このようなケースは、親密な関係を求めながら、一方で拒否しています。また、見捨てられ不安と呑み込まれ不安ももっている場合が多いため、婚外交渉というどちらつかずの状態が苦しくとも刺激的でちょうどいい居心地のよい距離感と関係になるのです。

そのため、「する側」にとっては、婚姻関係にあるパートナーとの離婚は念頭になく、婚外交渉に結婚を迫られると二人の関係も自然消滅になることが多いのです。

また、日本人は、阿闍世(あじゃせ)コンプレックスをもつ者も少なくないことが指摘されています。阿闍世コンプレックスとは、精神分析家の古澤平作が提唱したコンプレックスの一つで、母を殺そうとした阿闍世が、母に許される体験を通して、罪悪感や自己懲罰感情が生じ、それが超自我の起源になるといわれているものです。

いわば、浮気や不倫は形を変えた母殺しの願望ともいえ、浮気・不倫が発覚後、パートナーに許される体験をすることよって、パートナーへの償いの気持ちへと転じて夫婦・カップル関係が改善し、修復されることもあります。

 このようにカップルカウンセラーの場合、夫婦・カップルの関係性を扱う視点と、個人の課題を原家族での生育歴の中から取り扱う視点とが不可欠になります。なぜならば夫婦・カップルの中で展開されている問題は、個々の心理的課題が関係性の中で増幅して引き出されて悪環境を起こしていることが多いからです。そして、その背景にジェンダー観が強く影響を与えていることも忘れてはならないでしょう。

 いずれにせよ、婚外交渉による自己愛の傷つきをお互いがいかに理解し合い、パートナーとしてどのようにありたいのかを問われることになります。我慢や諦め、許す――許される関係にこだわっているうちは、本当の意味で対等な親密性を築けません。

そうではなく、お互いに人間的成長の途上にある不完全存在であることを認めつつ、素直に話し合って情緒的な親密性を養っていく必要があります。ときに時間と距離をとり、待つことも求められるでしょう。あるいは、自他尊重のアサーティブな態度で、嫌なものは嫌であることを勇気をもって伝える必要があるでしょう。変わらない相手とどう向き合っていくのかを問われます。

場合によっては、離婚を決意せざるを得ないこともあるかもしれません。結果はどうであれ、ガップル・夫婦として、そして親として個人としていかにありたいのかを深く問われることに変わりありません。どれも簡単に答えが出るものではなく、行きつ戻りつ答えを模索していくことになります。しかし、夫婦・カップルが諦めずにこれらの問題に真摯に向き合い続ければ、よりよい関係性とより豊かな人生を築いていける事を忘れてはなりません。
つづく 離婚を選ぶ夫婦たち 藤田博康